
いつもお世話になっているKさんが施工を担当したこのお寺は、日本人が多く住む高級住宅地のオーバーカッセル地区にあります。
この敷地内に入ると、ここがデュッセルドルフとは到底思えない風景です。
デモンストレーションを観に来ていたのは、日本人、ドイツ人半々です。
ユーモアを交えながら、いけばなの精神などを話され、通訳の人がドイツ語で紹介する形式で行われました。
雨天を懸念して本堂内に並べられた椅子席のみならず立ち見席もいっぱい。後ろのほうからズームを使い撮影しましたが、1たびアクションがあると、ご覧のように一斉に写真撮影がなされ見物でした。
立花や生花、自由花など、家元のほかこのお寺で行われているデュッセルドルフ教室の師範2人のデモンストレーションも行われました。
同時に、お寺の地下で、デュッセルドルフ教室の生徒さんたちの作品展が開催されていました。
実は、少しかじって看板を持しているので、専用の名前を持っています。
久しぶりに見た作品展の名札で、習っているドイツの方々の名前はどうなっているのかしら?と見るとアルファベットのまま。本名のままでしょうか。
家元の作品も展示されていました。
「"いけばな"は花を生けるときの過程を大切にするので、アレンジメントのように花屋には売られていない」との説明もありましたが、この作品を生ける様も見たかったものです。
写真を撮って真似することも技習得の秘訣。
花を生けている(挿しているいる)剣山に近寄って挿し位置を左右から撮影したのも久々でした。
本堂内のデモンストレーションの間に、激しい雨が突如降り出しましたが、終わった後には、また晴れ。
今にもせみが鳴き出しそうで、聴こえてくる会話はドイツ語が多かったのですが、「日本の夏」気分を味わいました。
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