
友人を伴い、大学の公開キャンパスも合わせて行われていた、IA事務所設計のHeinrich-Heine,Univ,ハインリッヒ・ハイネ大学の経済学部が入るoeconiumの見学ツアーに参加しました。
12時、13時、14時と計三回開催され、それぞれ、設計担当とコンサルのUが1時間ほどかけて案内しました。

参加したのは、13時からのお昼を時折一緒に食べるRによるツアー。
小冊子には、ルール地方の小さな住宅から公共建築まで規模、用途さまざまな建築が見学可能になっていましたが、知名度の高いIA事務所だけに、参加者の数も相当。
テレビの撮影も入る中の参加です。
自然環境に配慮した「グリーンビルディング」としてのさまざまな技術のほか、大学生、教員など利用者の交流が図られ、かつ視認性もよくなるよう、垂直、水平ともに循環がよい建築的な計画がされています。
小冊子や事前に事務所で見ていた写真では、内装は木製のように思っていたのですが、夕陽に赤く染まる写真のマジックだったことが判明。
いつものIAスタイルらしく、白い空間でした。
共用部分には、コピー機やコーヒーマシーンなどと一緒に設けられたミーティングスペースがあり、3層吹き抜けをあがる階段からすぐ入ることができるようになっています。
教員室や研究室もガラス張りで透明性高く、明るい空間です。
天井の仕上げや照明などは全て特注です。
通常は、階段から各フロアに入るところ、室の入り口にセキュリティーチェックがかけられていますが、階段から見ると、建物内が一望でき、安心感の高い建物です。
建物は、池に面しており、外装に沿って設けられた長いテラスが学生たちの憩いの場所として人気になっているそうです。
チーフだったおなじみチームリーダーのMに聴いたところによると、人気がありすぎて、飲食をする学生のごみの始末が大学の悩みの種になっているとも。
ごみの分別がしっかりしているドイツとはいえ、確かに街中のごみの投げ捨て(特にビール瓶)が日本よりも目立つ気がします。
さすがに、公開キャンパスの今日は、構内もきれいに清掃され、池にたたずむ建物の恵まれた環境にうらやましくなるのでした。
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