ホテルに近い地下鉄の駅から9番に乗り、Alma Marceauアルママルソー駅で下車です。
駅を出た交差点の角に、外を眺める猫の姿を発見しました。パリの猫、背景も決まっています。
ケ・ブランリー美術館は、フランスの建築家ジャン・ヌーベル設計によるもので、セーヌ川に面したブランリー河岸(ケ・ブランリー)にあることから付いた名前です。
敷地内の植栽は、どれも生育がよくて大きく、建物は写真で想像していたものよりも大きく感じました。
この美術館の建築的な面白さである壁面の植栽は、2006年6月のオープンですが、枯れることなく青々とふさふさしています。
近寄ってみると、場所によって植栽のための自動灌水が小さな滝のように流れ出ているところが見られます。
そのため、路面も少し濡れていました。
見た目だけでなく、涼しさが増しているように思います。
常設展と企画展のコンビチケットを購入して中に入ると、「river」と題された言葉の映像が川のように流れるインスタレーションの中を通って展示室に向かいます。
アフリカ、アジア、アメリカ、オセアニアの民俗的な30万点に及ぶコレクションの中から彫刻、装飾品、衣装、楽器など多岐にわたって展示されています。
離れた地でも、つながりがあったことを思い起させる共通項を見いだすこともできます。
企画展であるdogenドゴン展の会場で、観客のシルエットも偶像に見えました。
プリミティブな形状に心惹かれます。
その後向かったのは、プティパレ。
1900年に万国博会場で建てられたという優雅な建物に囲まれた中庭で、昼食をとりました。
プティパレの中は、パリ市立美術館となっていて企画展は有料ですが、常設展は無料で観る事ができます。
ロンドンに出張する友人と昼食後に別れ、じっくり絵画を観ました。
ずっと冴えないお天気で、上着が欠かせなかったのに、最後になってからっと晴れ、しかも汗ばむ陽気となりました。Glacesアイスクリーム屋さんも大繁盛。
プティパレの前の道をセーヌ川の反対岸側に歩き、友人おすすめのロダン美術館に向かいました。
ロダンのあまりにも有名すぎる「考える人」
ロダンが住んでいた館の中には、彼の作品のほかに、収集していたゴッホなどの絵も展示されています。
部屋から見える木々の緑を背景に
光を透過するさまが美しい、「接吻」
石でつくられたとは思えないほど繊細な作品でした。
ホテルに預けた荷物をピックアップし、オペラ座の角から「ロワシーバス」に乗ってシャルル・ド・ゴール空港へ向かったのですが、大渋滞で全然動かずには驚きました。
余裕をもって早めに出ましたが、所要45〜60分のところ75分ほどかかりました。
チェックインはインターネットで既に済ませてありましたが、荷物を預けるのにそれほど余裕が残らない感じとなり、間に合ってよかった、とひと安心。
ところが50分のフライトのところ、出発時刻が1時間半後となり、帰宅後の余裕が減ってしまいました。
どうも、このところ乗るルフトハンザは遅れます。
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