
旧市街altstadtの飲食店で賑わう中にある1684年に建てられたプロテスタントの教会です。
今にも雨が降り出しそうな湿った空気と強い風を逃げるように中に入ると、10分前。
既にオルガンの正面の席はびっしりでしたが、ちょうど最前列にあいているところを見つけていいポジションに座ることができました。
慌てて撮ったので、写真もぶれてしまいました。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、淡いパープル系とブルーグレイのグラデーションに彩られたきれいなパイプオルガンです。
祭壇をコの字に囲むように設置された席が、演奏が始まる頃には、満席。

今日の演奏者は、7/9にご紹介した"ドイツ式絵馬"を貼ってきたJohanneskircheヨハネス教会のオルガン奏者であるWoifgang Abendroth氏です。
高い位置にある説法台からご挨拶。
その後に、この階段を下がり、オルガンのあるバルコニーへの階段を駆け上がって演奏を始めてくれました。
演目は
・AugustGottfried Ritter(1811-1885)
3.Sonate a-Moll op.23
・Johann Sebastian Bach(1685-1750)
5.Sonate C-Dur BWV 529
・Julius Reubke(1834-1858)
Sonate, Del 94.Psalm

デジカメを鞄にしまって、敬虔な気持ちで聴きました。
パイプオルガンの奏でる音に混じって、稲妻の光と、降り出した雨がステンドグラスを叩き付ける音。かえって、それが、厳かさを増したように感じました。
演奏が終わった頃には、雨もだいぶあがって、この写真のように淡い藤色のステンドグラスから光がさしこんできました。

約1時間のコンサート。
アンコールはありませんでしたが、終演後、順々に並んで入り口で立つ教会のスタッフの帽子に"気持ち"を入れて外へ出ます。大概の皆さんが5€札を手にしていたので、倣いました。
最後のこの写真は、昨日行ったBerger kircheでの一幕です。
通りかかった際にのぞいたら、18時から、子供たちのコーラス部?の発表会を始めるところ。ぞくぞくと集まる子供と親たちで、床に座る面が見えなくなっていました。
夏休みの時期は、あちこちの教会で、このようにイベントが盛りだくさんです。
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