
"Baukunst an der Kunstakademie Düsseldorf Sommer 2011"ーデュッセルドルフ美術大学における建築学 2011年夏ーというタイトルのもとに、今日から5回にわたって講演会が開かれます。
予約は不要で、入場料も無料です。
第1回目の今日は、日本の建築家 藤本壮介氏。
Sou Fujimotoの名で、日本のみならず、このドイツでも名実ともに知られています。
デュッセルドルフの建築を扱う書店では、作品集を見つけることが容易ですし、SANAAと彼はいつも私の行っているIA事務所員たちが名を挙げる筆頭です。

19時からの開講で、友人とぎりぎりに会場に入ると、既に大勢の聴衆。
前の方の関係者が多い席で聴くことができました。
"Primitive future"がメインタイトルでしたが、代表作、近作と"Between inside and outside"といったようにそれぞれのコンセプトを1時間半強にわたり英語で講義されました。
近作の中には、初の海外作品という、デュッセルドルフ近郊のケルンの公園内につくられた"彫刻のような建築"も含まれています。その建築において、kunstakademieの彫刻家の教授と恊働したことが、今回の講演のきっかけとなったようです。
上海での展示空間もこの2、3年の間に完成し、発表される予定とも。
今後の彼の活躍がますます期待できそうです。
※ 冒頭の写真は、開講前の藤本氏が私の隣の席の男性と声を交わした際に映った隣の男性の影です。
藤本さんをツイッターでfollowしているので、いかに彼が最近、足しげく海外の講演やプロジェクトに関わっているのかがリアルで伝わってくるのですが、なんだか最近は飛躍的に大御所化している感じですね!
彼のような作家はヨーロッパ受けがとても良さそうだものね。
yucotさん これからの藤本さんの動向、要チェックですね。同世代としても、頑張らねばという気にさせてもらえます。yukos