帰りに寄ったところ、入り口の警備のところで、平日は予約がないなら中には入れないけれども、日曜日は11時から16時まで入館料無料で中が見学できると聴き、
3度目の日曜日に早速行ってみました。

まず、エントランスでX線と金属探知機によるセキュリティーゲートを通ります。

エントランスの見返り。左が入り口で、階段や吹き抜けになっている上部から光が射し込みます。

ちょうど15時頃に行ったら、ドイツ語で、ロビーのソファーで座っている人たちと一緒に集められました。どうやらガイドの案内で見られるようで、そのまま誘導されてスクリーンのある部屋へ。

①がエントランスを入ったところで
⑥がスクリーンのある部屋です。
見事に円の集合ですね。
議事堂の建築としての話だけでなく、他の行政関係の建物をリノベーションしたK21美術館の話なども織り交ぜて、模型写真、スケッチ、昔の議事堂など、実に詳細に説明してくれました。14日に選出された社会民主党(SPD)の女性州首相の宣誓の模様や、花束を贈られた集合写真も紹介されました。

ドイツ語の中で覚えたものや英語に似た単語などから、なんとなく内容を推察できるものもありましたが、もっとわかるようになってからまた来て聴きたい内容です。
円形に沿った階段で2階にあがると、歴代の州首相の肖像画が並べて掲げられています。
ドイツの中でも最大の人口を擁するNordrhein-Westfalen(ノルトライン・ヴェストファーレン)州のトップです。
まだ、新しい肖像画は日にちが浅すぎて飾られていませんでした。

議会場の前のホワイエは、ガラスが多くて明るい空間。

ガラスのところからテラスにも出られるようになっています。

円をモチーフにした壁のアートを廻り込むと議会場の入り口。

しかし肝心な中は、夏休みの保守更新工事のためか、全面ビニールで覆われていました。

本来だと、パンフレットの中央下の写真のように、円形に机と椅子が配されているのが見られるはずです。
この写真は、3階のプランですが、3階にはあがれませんでした。

ガイドの案内は、議会場の中までで約40分。
その後はどうぞご自由にということで、残りの20分間、巡りました。
といっても、見られるのは、議会場まわりの限られたスペース。
執務空間側とはガラスの扉で区切られていて行く事ができないようになっています。

ゆったりとした階段をおりて、ちょうど16時頃。
建物に入るときには手動なのに、出るときには自動で開く扉から外へ。

どこまでも円の連続ですが、スケールが大きくて全体の円を見るには、やはりラインタワーに上ってみるのが一番です。

工事中の定点観測もラインタワーから撮影されていて、別のパンフレットに載っていました。
州首相の選出の件で、ドイツのローカルニュースによく出ていた場面。
これから、TVを見る楽しみが増えました。
上空からの写真が映画「未来世紀ブラジル」を思い起こさせます。
yucotさん ブラック”コメディー”といっていいのか?ロバート・デニーロが出ている映画ですよね。そういう目で見てみようか。でも、ちょっと怖い系は苦手だし・・・25年前の映画だけど、テロとか情報管理とか、先読みしてますね。yukos