ドイツ語では、antiquariat
英語のアンティークとアートを合わせたような言葉ですね。
お目当ては、古い写真もしくは写真集。
きれいな装丁の本にも目がありません。

モノクロ写真の中に写った人の服装や、車、建物の様子からその時代のことを想像する楽しみ。

自分の足で歩いた街の風景の同じ場面に出くわすと、タイムトリップしたような気分になります。

時代の変遷によって変わった風景、残っている風景、さまざまですが、
都市計画的には、どのようにかわっていったのか気になるところです。

写真がなくても、絵画やリトグラフで歴史をきちんと記録に残しているところでは、さらに時代を遡ることができます。
この上下の絵と写真は、先日フランスのクラッシックカーが集まっていた広場。
写真でも車が集まっているのでついつい目が釘付けになります。

たまたま運良く、歴史を伺い知れる写真集を古本で見つけることができたのですが、こういった写真だけでなく、模型や、生活道具など、広範な歴史をしることができる場所があります。
Stadt Museum
その名も"街の美術館"です。
カラフルな柱のある建物から入ると、奥にあるレンガ建ての中に、膨大な展示を観ることができるのです。
残念ながらここでは、館内の撮影は禁止。 でも、街の都市計画がどのように変遷を遂げていったのか記された本も売っていたので、購入しました。 古本屋で購入した本のうちから今まで載せてきた写真は、ほとんどがこの美術館からの出典と書かれています。
この本は、1966年に発行されたものなので、載っている広告も、今観るとシンプルで、グラフィックデザインとして興味を惹かれます。
美術館にも、石器時代の発掘品から今の最先端の3Dによる街のビデオまでそのときどきの生活が垣間見える品々を観る事ができました。
美術館は、常に古くからの地図にも載っている場所にあり、目の前には、雰囲気のあるビストロがあります。
2つの古本屋もここから歩いていける近くで見つけました。
さらに、帰り道に、名物"側転少年"のマンホールを発見。
街の歴史があちこちに散りばめられていますね。
街ごと、"博物館"です。
現代と昔を比較してみることができるのって楽しいね。
写真と本を見比べるて、あまり違和感を感じないのはビルが林立していないから??
Tokyoや上海の変遷は激しすぎたかな、と思ったり。
古本屋のサイン、シンプルでいいね。
本を丹念に見入っているyukoさんを、写真の中に想像できちゃう。
Stadt Museumのカラフルな柱は意味があるのかしら?これはちょっと賛成できない色使いだな。
miwaさん 見比べた時にあまりにも違いがありすぎると、その間が飛んでしまうけれども、建物が同じで人の服装や車で時代がわかるというのがいいのでしょうね。確かに東京や上海の変わりぶりは、”同じ街”とは思えないことも多いし。古本屋の昔の写真のポストカードをおまけにもらいましたが、変わりなくでした。レンガのシックな色使いの中に、ビビッドな色をアクセントで入れたくなるのは、ちょっとした変化願望なのかもしれませんね。yukos