
いつもは外に行くランチも、今日は事務所内に売りにくるランチサービスのワゴンから。サンドイッチとサラダを買って打ち合わせ・プレーキングコーナーとして使われている長いテーブルで20人以上が一緒に食べました。

私の席の横に座ったのは、昨日の所長との初打ち合わせの際に同席した男性。
流暢な日本語で「よろしくお願いします。どうぞおかけください。」と打ち合わせの際に声をかけられたのが印象に残っていたので、どこで日本語を学んだのか改めて聞いてみました。
「7ヶ月日本に住んでいました。坂茂事務所で働いていました。」
阪神大震災の際に紙でできた仮設住宅を建てるなど「紙の建築」で有名な建築家の事務所です。
先日私のアパートにも泊まりにきたベルリンの友人が彼の事務所で働いていたことから、彼女を知っているかと聞いてみたら、「ルームメートだった」
新大久保にある1960年代に建てられた渡邊洋治の設計によるNew sky building NO.3・・・
積み重ねられた横に細長い部屋と窓の形状、建物頂部の高架水槽と煙突などから成る特異な外観から、私たちが「軍艦マンション」と呼び、よくその屋上テラスでパーティーをしていた場所です。
4つの居室と台所、台所に付随した部屋、浴室、トイレがうなぎの寝床のように廊下に沿って並べられた1軒を男女4人でルームシェアされていたので、頻繁に多くの友人が訪れていたので、そこで出会った人は数知れず。
どうも話を進めていくと、住んでいた時期やワールドカップを屋上でみんなで観戦したことなどから、会ったことがあるようです。
さらに、そこで知り合った名前の聞き覚えがある女性と結婚して3歳の女の子がいるといいます。携帯に入っている小さな写真では顔と記憶が結びつかなかったけれども、驚きました。なんて世界は狭いのでしょう。
彼は事務所員ではなくて、コンサルタントとしてたまに事務所を訪れ,
また火曜日に教えているテキサスの大学があるアメリカに戻るそうです。

彼の著による東京の建築をビジュアルにまとめたドイツ語のガイドブックをプレゼントしてもらいました。
「いいね。これは(上司の)Martinが描いたものか?」
私が描いたことを伝えられると、
「日本人の建築家は本当に手描きでうまく描くね。ドイツの建築家では残念ながらこのようにうまく描ける人は少ない」
スティック状のプレッツェルを数本ずつまとめてコップ一杯分を食べながらのリラックスした雰囲気の中、そこから英語で打ち合わせしてくれました。先ほどまで別件で声を荒げていた後だけに、そのお褒めの言葉はより効果的でした。
「残り2週間か。昨日より良くなってきている。方向は見えていると思うので、ストレートに。」
今日の写真は、バスが時間になっても来なかったので、最寄り駅から国鉄を使ってみた帰り道。来週もさらに頑張りが必要になるかもしれませんが、時刻表で23:43分発が最終で帰ることができる電車であることを確認したのは、"やる気"を出し過ぎかも?
楽しい楽しい週末を迎える金曜日の夜は心が晴れます。
線路脇の雑草の様子を見て、ドイツ人だからって全てがキチッとしてる訳ではなさそうでホッとしました。
石器ぃさん ドイツ人のイメージって、確かにきちんとしていますよね。でも実際はかなりメリハリが利いていることがわかってきました。安心するところと、そこで。。。と思うところと両方ですね。 yukos