
昨日に引き続き、Kunstpunkteのアトリエを巡りました。
252箇所を2週に分けているとはいえ、到底全てを回りきることはできません。家の近くの通りにアトリエが集中していたので、地図とポスターに書かれた通り名称と番号を頼りにいくつかの通りに絞っていきました。
オープンしているアトリエの入り口には、青のポスターと、中には、このように青の矢印がアーティストのテイストでアレンジされて貼られています。

作品を観る楽しみもさることながら、美術館と違ってアーティストのセンス、活動がそのまま出るアトリエの中ごと観ることができるのは、とても面白いものです。全てのアトリエを観る事ができたら、と来年の帰国時期と次回の開催のタイミングが合うだろうかと早くも計算してしまいました。
市内にこんなにあるのかと思うくらい、アパートの1室や、ガレージ、工場,倉庫、そして小学校の跡のように多様な空間が点在しています。
年季の入った建物は朽ちてきているレンガの風合いや、細いスチールの建具、ステンドグラスを想いおこさせる磨りガラスなどが雰囲気をさらによくしていて惹かれます。
家具もフリーマーケットで売られているような古い木製ものや、学校で使われていたようなもの、もしくは、ミッドセンチュリーものが作品とよく合っていて、センスよく置かれています。
この外観からは、中にこんな素敵な空間があるとはわかりません。
中庭から入る住宅が多いので、1階をアトリエにしているところも多く、アトリエの前にテーブルと椅子が置かれていて、ほとんどのアトリエでドリンクやスナックも供されていました。
2階をアトリエ兼ギャラリーとしているここは、コラージュと石を使った彫刻の作家。
重い石をこのグレーチングの通路上に置いているアンバランスさと対比が何とも。
キャンパスや絵の具、イーゼルが煩雑に置かれているアトリエも、いかにも画家らしく感じられて好きです。
私のアパートの1階の庭の向かいにもアトリエにできそうな建物があります。このアトリエに入るときに、もしかしたらとひらめきました。
そして雨が降り出したところで、再びSouhei Hashimotoさんのアトリエへ。
私の所属している日本の会社の元社員の方で、ポーランドに駐在していた同僚のところへ遊びにいった際に、グダンスク(ワレサ議長のいた工場があり、壁崩壊の動きの始めの舞台になったところです)に休日を使って日帰りドライブに連れて行ってくださりお世話になったIさんがお見えになると昨日伺っていたからです。
ほかにも、昨日に続きアーティスト、建築家たちが集まり、いろいろな方をご紹介いただけました。
来週も南のエリアを中心にアトリエが公開されます。
土曜日は14時から20時
日曜日は12時から18時。
デュッセルドルフの奥の深さと交遊の広がりを感じて、今後がますます楽しくなりそうです。
Iさん!!!
よろしくお伝え下さい~!!
donさん 一緒にお世話になったIさんは、デュッセルドルフで事務所をもたれているんですよ。素敵なご自宅に住まわれているとの皆さんの評。つながるものですね。yukos