自然とアートに浸る Insel Hombroich Museum  10/23

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「デュッセルドルフの隣町Neussノイスの郊外、ライン川の支流であるErfエアフト川沿いの湿地や森の中に、アート作品を展示したパビリオンが点在する広大な美術館がある」というガイドを読んで、かねてより行きたいと思っていた、Insel Hombroich Museum インゼル・ホンブロイッヒ美術館を訪れました。

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Neuss hbfノイス中央駅までは、近郊電車S bahnで20分、そこからバスを途中乗り換えていきます。
中央駅のバス停は、出口を出て右側の高架下にある1番。いくつかあるバス停は、交差点をはさんで点在していますが、案内図に番号が書かれておらず、探すのに手間取りました。
乗り換えに30分見込んでおいて正解でした。





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ガイドブックに書かれていた通り、インターネットで調べたところ、途中で乗り換える美術館のバス停を通る869番と877番は、両方合わせても、1時間に1本。時間によっては、1本も来ないなど、行きにくい場所にあります。







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バスの運転手に「ここだよ」と教えてもらい降りたバス停の周りは、ご覧のとおり、広大な土地で建物がありません。
ガイドブックに"Gut Hombroich"と書かれていたバス停の名前は、"Insel Hombroich"と変わっていました。







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受付のある建物までは、バス停から道を曲がり5分ほど。











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チケット購入時にもらった地図を片手に作品を探して回ります。











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夕方からは雨が降ってきたものの、着いたお昼は快晴。
「黄金の10月」にふさわしく紅葉、落ち栗など、自然を感じながら1日ゆっくり堪能しました。
歩きやすい靴と防寒が必須です。








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受付の建物を含め、作品を展示したさまざまな形で巨大な積み木のようなレンガ積みの建物も全て、彫刻家Erwin Heerich アーヴィン・ヘーリッヒの作品です。
受付で購入した本には、建物の写真とともに彼の描いたアイソメや図面が載っていますが、外観の立体形状だけでなく、平面(レイアウト)や軸組も彼のデザインであることがわかりました。














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背の高い扉を開けて中に入ると、乳白のトップライトから優しい光が入る白い空間に、古代遺跡出土品から現代美術まで幅広いジャンルが展示されています。


















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建物ごとに異なる形状に合わせて展示されている作品、大きさや展示方法がかわります。












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アンコールワットに行った際に観たような石像も、どうやって集めたのかと思うほど収蔵数が豊富です。











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外に展示されている作品は、広い土地と緑に映えるアイアンワークや石の彫刻など。












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入館料は、平日が12€で土日が15€ですが、カフェテリア内のビュッフェスタイルの軽食と水、お茶、コーヒーなど飲み物代が含まれています。











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1日ここでゆっくり過ごすことができる計らいです。












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ビュッフェのメニューはシンプルで
ー パンが3種類
ー 手作りのジャム、りんご、イチゴ、プルーンの3種類にハーブ入りバター
ー ポテトは塩ゆでとオリーブオイルとハーブの味付けの2種類
ーゆで卵
ーりんご
ーコーヒー、10種類ほどのお茶は、カウンターで入れてもらいます。



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また、合わせて訪れたのは、
ここから徒歩20分ほどの距離にある安藤忠雄の設計によるLangen Foundation ランゲン美術館 
入館料:7.5€











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そして、前述Erwin Heerichの作品を保管している建物で、好きな建築家であるAlvaro Sizaアルヴァロ・シザ設計のSiza -Pavillon
入館料:5€










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どちらもNASAのロケット発射基地の跡地Raketenstation Hombroichの中にあります。












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管制塔や点在する格納庫が、アトリエとして使われています。












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ロケーション、内容ともに充実のこれらの美術館は、共通チケットを購入すれば、平日17€、土日20€とお得。

季節をかえて何度でも訪れたい場所です。



コメント(6)

近郊にこんな素敵な場所があるなんて羨ましいです。
しかし写真でみると本当に、もうかなり寒そう!

東京もデザイナーズウィーク、デザイン・タイド、Aoba+Artなど芸術の秋が始まりましたよ。

冬の始まる前の晩秋には、なるべく外に出て様々なものを満喫したいですよね。

落葉系の樹木が多いように見受けられますが、冬季は寒々とした風景になるんでしょうか?

時刻表を見たら、「モンターク」という文字に目が行き、ブラッドベリの「華氏451度」を思い出しました(主人公の名がモンターク)。

そう言えば映画のバックも寒々しい風景だったような気がします。

私もシザ好きです。安藤忠雄の美術館は展示空間に大きなスロープが多い印象。直島で堪能してきました!瀬戸内国際芸術祭も、自然とアートをうまくコラボレーションしている作品が多くゆったりできましたヨ。
何処も四季おりおりの「顔」があるのでしょう。素晴らしいね。

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  • yukos: miwaさん 瀬戸内 more
  • miwa: 私もシザ好きです。安 more
  • yukos: 石器ぃさん 落葉樹は more
  • yukos: yucotさん 東京 more
  • 石器ぃ: 落葉系の樹木が多いよ more
  • yucot: 近郊にこんな素敵な場 more
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