
プロジェクト毎にチームメンバーがかわったことにより、今、私の右隣に座っているのは、ドイツ生まれドイツ育ちのイタリア人R。この夏に大学院を卒業したばかりで、インターンの学生をのぞくと一番若手の所員です。
彼が今日、"笑いながら"、家に帰るときに使うという、"新しいドイツ語"を教えてくれました。
Ich mach neu sittich. イッヒ マッハ ヌウ ズィティッヒ=家に帰ります。
もうひとつ、同じように
Ich mach diebiege イッヒ マッハ ディービーグ =家に帰ります。

早速、チームリーダーや同世代の仲間に使ってみたところ、誰しもが???
主にティーンエイジの若者が使っている言葉なのでピンとこなかったようです。
直訳すると、sittichは インコ、 diebiegeは 急カーブ
生きたドイツ語は、さすがに参考書には載っていません。
どの国でも、若者の中で使われる"新語"は、存在するのですね。
ちなみに、通常帰るときには、
See you tomorrowに相当する bis morgen ビス モルゲン 明日に
Tschüs チュース またね
Ciao! チャオ! (イタリア語)またね
ciaoは、日本人が「バイバイ」と言う感覚で、頻繁に使われています。
また、Tschüsは、30数年前に父がドイツに企業留学していた時分には、くだけた言い方で、ビジネスや目上の人に対して使われることはなかったそうで、今夏来独した際、お店を出るときに店員にいわれることに違和感があったようです。しかし、今では、Auf Wiedersehen アウフ ヴィーダーゼーエン さようなら を使う機会よりも頻繁です。
言葉は、時代によってかわっていくもの。
生活しているとわかってくる、ことばの面白さです。
*今日の写真は、朝8時頃(サマータイム時)の落ち葉を収集している清掃車と1970年代によく走っていたフォルクスワーゲンのビートル です。
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