
今日も昨日に引き続き午後からゆっくり出かけて、近郊の町Mönchengladbachメンヒェングラートバッハを訪れました。
デュッセルドルフ中央駅から普通電車Sバーン8番に乗って35分、9.3€。終点の駅です。

連日夜分に雪が降り、気温は零下。雪の後の快晴で、車窓からの風景も雪が光を反射して明るくなっていました。
メンヒェングラートバッハ中央駅から南西に伸びるショッピングストリートを緩やかに上っていくと、かつてべネディクト派の修道院があったことからAbteibergアプタイベルグ(修道院の丘)と呼ばれる地区に見所が集中しています。
駅前やショッピングストリートの雑然とした今風の町並みに比べると、この辺りは、修道院が似合う雰囲気があります。
丘の上から通りを眺めることができるのは、ほぼ平らなデュッセルドルフでは経験できないことです。
丘の上にある大聖堂Münsterは、旧修道院付属の教会で、11〜13世紀に建てられたものです。眼下に町が見えて見晴らしのよい場所です。
すぐ近くにも坂を上っていくと教会があり、300m圏内に3つあるという集中ぶりです。
先述の大聖堂Münsterに隣接して建つ建物が、かつての修道院で、今はRathaus市庁舎として使われています。
また、丘の一角に建つアプタイベルグ美術館は、オーストリアの建築家ハンス・ホラインによる設計で、入り組んだ外観同様、内部もニッチや階段を多用し、建物自体が巨大なインスタレーションのような感じです。
1960年から1990年代を中心に、デュッセルドルフにゆかりの深いヨーゼフ・ボイスやマン・レイを始め、作品が充実しています。
ニッチに合わせた作品や、壁そのものに描かれた作品など、まさに、この建物のための美術が満載です。
入館料は5€。
月曜日以外の10時〜18時に開館しています。
美術館へ行く前、Rathaus市庁舎の中庭を観ていたときに、今日の17時からコンサートが開かれる旨のポスターを発見し、その場に居合わせた市職員から詳細を聴いて行ってみました。
市庁舎の2階にある議会場を使ったコンサートで、ヴァイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスのカルテットによるタンゴ音楽の8曲+アンコール1曲。
1時間20分 8€でした。
コンサートのタイトルは、"ALMA LATINA"
ノリのいいリズムに、思わず体が動いてしまうのは、私だけでなく、近くに座っていた年配の方々も同じでした。
運良く、今日は日曜日であるにもかかわらず、この町では、15分ほどの丘と駅の間の2つの広場で、それぞれクリスマスマーケットが開かれていました。
一方には、アイススケートリンクが、そしてもう一方には、そりで滑るスロープが設けられていました。
雰囲気のよくおいしそうなワインのお店などもありましたが、日曜日は休み。クリスマスマーケットでグリューワインを飲みながらじゃがいものミンチを揚げたReibekuchenポテトケーキとチーズとハムの入ったクレープを食べました。
どこもお休みでひっそりとしているかと思いきや、多くの人で賑わっていて夜も楽しめるとは予想していなかっただけに、ちょっと得した気分の半日トリップでした。
もう雪ですか。東京は冬晴れの空に雪をかぶった富士山が連日良く見えます。
つとむさん 冬晴れの日の富士山!日本の会社のフロアからもよく見えるので冬の楽しみでした。思わず拝みたくなりますよね。yukos