
R.シューマンの生誕200周年を記念した数々のコンサートも、12月となり、ついにファイナルコンサート。その名もADIEU ACHUMANN!さらば シューマンです。
今日は、3日間の初日に行ってきました。
演目は、デュッセルドルフ交響楽団により
1.R.Schumann ;トロイメライ:合唱とオーケストラ
2.Malte Mekiffer; Grosse Komplexion 1985年生まれ若冠25歳の作曲家の作品
3.R.Schumann ホルン協奏曲 F-Dur
4.A.Dvorak;交響曲第8番
今日は番狂わせがありました。
ちょうど3曲目が始まったころから、急にベンジンの臭いがし始めました。始めは気のせいかなと思ったのですが、明らかに臭いがします。テロ攻撃の可能性が示唆されているドイツだけに、曲を聴きながらも一瞬にしてホール内の空気がざわつき、少しずつさーっっと足早に席を立つ人が増え、緊迫した空気が流れました。その異状に、指揮者が指揮をとめました。
本来は3曲目と4曲目の間に休憩の予定だったのですが、原因を探るため、1曲繰り上げ休憩に入りました。
おそらく休憩後のドイツ語の説明によると、Tonhalleは幹線道路に面しているのですが、空調の外気取り入れの際に、道路で起きた事故によりベンジンの臭いが入ってしまったのではないかと思います。
ファイナルにふさわしく、特に3曲目、4曲目の演奏がよかったコンサートでしたが、時節柄冷やっとしました。通常は、ゲスト奏者に各演奏後に、花束、もしくはTonhalleの模型がステージで渡されるのですが、今日は加えて、改めてホルン協奏曲の際に演奏したホルンカルテットの4人に、交響楽団のホルン奏者4人がワインを一人ずつに手渡しし褒めたたえたシーンには、心が温まりました。
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