聖ニコラウスの日を祝う 12/6

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今日は、聖ニコラウスの日。
定時の18時前、いつものミーティングポイントに、聖ニコラウスの日を祝うためのお菓子が揃ったとのメールが届き、集まりました。
聖ニコラウスは、いわゆるサンタクロースの前身で、この日に、子どもたちへお菓子を配ってくれます。そのため、子どもたちは、前日の夜にブーツを置いておきます。良い子のブーツには、お菓子。悪い子には石炭が入っているとか。
今は、大きな専用の靴下を置いておくのが主流のようです。
クリスマスシーズンに、紙でできたブーツや靴下にお菓子の詰め合わせが入ったものが売られるのは、この聖ニコラウスの日の風習からきているものなのですね。
そこから転じて、この日には、主に子どもへですが、お菓子(特にチョコ)を贈り合う習慣があるようです。ニコラウスの絵が書かれた銀紙に包まれたチョコレートが今日、秘書の机の上に置かれていたのは、そのためだとわかりました。





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そして、私たちに配られたのは、事務所の「ニコラウス」から、シュトゥーレンとクッキーの盛り合わせ。
一人一人にお皿代わりにテーブルに置かれたのも、ニコラウスとトナカイの絵が描かれたペーパーナプキンでした。

シュトゥーレンは、ドライフルーツの入ったスポンジケーキで、上に粉砂糖がまぶされています。パンのような形をしていますが、どしっと重みのあるケーキです。
白いのは、イエス・キリストの誕生時に白い布に包まれたいた赤ん坊の形を表現しているともいわれていて、おめでたい食べ物。
先日ご紹介したアドヴェントの時期に少しずつスライスして食べるようです。
元々は、翌年の豊作を祈願してつくられた棒状のパンだったものが、より豊作であることを願って中にフルーツやナッツ類が詰められたとも。

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日本では、この聖ニコラウスの日と、クリスマス(25日)がいっぺんにくるような「行事」になっていますが、ドイツでは、クリスマスまでにいくつかの段階を経て迎える一つ一つが宗教的に意味のあるもの。
きちんとそれが生活に根差していますね。

今日の私のアドヴェントカレンダーは、ニコラウスについての説明文でした。




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