アドベントキャンドル 12/7

| コメント(2)
1207top.gif

クリスマス1ヶ月前ほどから、デュッセルドルフだけでなく、いろいろな街の花屋さんで、もみの木の枝やリースのほかに必ず売られているものとして、リースの上に4本のろうそくが立ったセットがあります。
ろうそくの色は、黄土色に近い黄色、紫、白、赤です。
先日ご紹介したアドベントカレンダーと同様に、これも調べてみたらクリスマスまでの期間:アドベントに関係するものでした。
その名も、「アドベントキャンドル」。キリスト教における習わしです。

1207window.gif
4本あるのは、アドベントの期間:クリスマスの4週間前の日曜日から1週間ごとに1本ずつ灯していくからです。リースの中央部分には、そのホールの大きさに合った太くて白いキャンドルを置きます。
先述の各色が売られていますが、一般的なのは、クリスマスの「典礼色」である紫色。
紫には、「悔い改め」「待望」の意味があるそうです。
ろうそくの1本ごとにも、意味があります。
第1週:希望・・・1本目(預言のキャンドル)
第2週:愛 ・・・1本目と2本目(天使のキャンドル)
第3週:喜び・・・1本目から3本目(羊飼いのキャンドル)
第4週:平和・・・1本目から4本目(ベツレヘムのキャンドル)のすべて
そして、クリスマスに「キリストのキャンドル」と呼ばれる真ん中の白いキャンドルにも点火するのです。
1本目は、毎週灯されるので一番短くなり、4本目は最終週のみなので、長く残ります。
また、3本目のキャンドルは、喜びを表すので、紫色を薄めた薔薇色もしくは、ピンク色を使うこともあるそうです。悲しみの涙で薄まるから喪を表す際に「薄墨」を使う日本の習わしと、感情は全く反対の状況ですが、"薄める"点が似ていますね。

私がいつも購入している近所の花屋さんのウィンドウディスプレイにも、巨大なアドベントキャンドルが吊られています。
意味を知ることで、単なる"飾り"ではない文化を垣間見る事ができ、興味深くなります。
なぜ、紫色のほかに、黄色、白、赤が売られているのか?司祭や僧が着る装束の色には、それぞれ位や意味がありますが、関係しているのでしょうか。
次に浮かぶ質問に興味は尽きません。



コメント(2)

ブログの温度計が0℃になってる!
亜熱帯の東京とはずいぶん違います。

コメントする





COMMENT

  • yukos: つとむさん 先週末、 more
  • つとむ: ブログの温度計が0℃ more
www.flickr.com
yuko-s' items Go to yuko-s' photostream



visited 46 states (20.4%)
Create your own visited map of The World