
前日にオンラインでチェックインを済ませたので、荷物を預ける時間を見込んだ上に、大雪で飛行機が欠航となったときの対応を考えて少し早めに行きました。
しかし、ルフトハンザ航空及びドイツの空港は、大雪にも慣れているという事だと思いますが、全く遅れることなく離陸しました。

デュッセルドルフも大雪で路面をスーツケースを転がすのに苦労しましたが、到着したベルリンはさらに雪が深く気温も低い状況で、スーツケースをほぼ引きずっていきました。
事務所の広報の彼女のアパートは、空港から直接バスで行けてアクセスがよく、ベルリン市内のメインの観光場所にも出やすい高級地に位置します。
早速、アパートに荷物を置いてから、Zoo garten駅までメインストリートのクーダムを歩き、市バス100番に乗り、ベルリンの王道観光コースを巡りました。
初めは、映画の「ベルリン天使の詩」で中年の天使たちが羽を休めた天使の像の"戦勝記念塔 ジーゲスゾイレ"
塔を上って頂上の天使の脚もとから展望できるところなのですが、降雪時は閉鎖されているので、まわりに中の様子が描かれた仮囲いがされていました。
映画のイメージで天使が大きい印象があったのですが、周りの公園 Tiergartenティアガルテンが広大なために、相対的に小さく見えました。
この広いティアガルテンでは、クロスカントリースキーを楽しむ人を多く見かけました。
市内でクロスカントリースキーが楽しめるとは羨ましい限りです。
引き続き100番バスに乗り、ドイツ連邦議会議事堂へ。
1884〜94年に建てられた帝国議会議事堂は1933年に炎上し、第2次世界大戦後は西ドイツ側にあったものの議会としては使用されていなかったとか。1990年10月3日の東西ドイツ統一後に8年かけて大改装を終え、屋上にあるガラス張りのドームの中を無料で見学できるはずだったのですが、「入場者数が多く行列ができる・手荷物チェックあり」とはガイドブックに書かれていましたが、テロを警戒してか、予約無しには見られない状態。柵の外に立っているインフォメーションの人に聞いたところ、2〜3週間前に予約が埋まるとのことで、今回は残念ながら見学できませんでした。
この階段前では議事堂のつららを除去する作業が行われていました。最近のドイツのテロ攻撃のニュース報道で出ていた場所です。
議事堂前の広い広場では、大量に積もった雪で雪だるまをつくる子どもと大人たちが。
この雪だるまは特にかわいらしく、写真撮影の人気になっていました。
作成した彼らの完成記念の集合写真を頼まれたついでに、私も撮影してもらいました。
議事堂から歩いてすぐのブランデンブルグ門は、ベルリン壁崩壊後に東西ドイツの象徴として何度も映像に出て、かつ何種類ものポストカードが発行されている名所です。
東西ドイツ分裂時代には、門のすぐそばに壁があったため、この門をくぐることができませんでしたが、今では誰でも通れるところ。しかし、大晦日のイベントに備えてフェンスで囲われて、通ることはできませんでした。山となった端の雪の上に立ち記念撮影する人が絶えませんでした。
ちょうどお腹がすいたところで、このブランデンブルグ門脇にあり門を眺めることのできる雰囲気のいいレストランを見つけて、ベルリン名物のカリーブルスト(ソーセージ)とポテトスープを食べました。ケチャップの上にカレーパウダーで描かれているのはブランデンブルグ門。
何日か後にガイドブックで、ここがブッシュ前大統領やクリントン元大統領なども訪れた店である有名な"Theodor Tucher"というお店であることが判りました。嗅覚が優れていたかな。
ブランデンブルグ門から南に100mほど行ったところにある"ユダヤ人犠牲者記念館"
虐殺されたユダヤ人に捧げられた記念碑である2711本のコンクリート製のブロックが建っていて地下に展示室があります。
このブロックは高さがまちまちで幾何学迷路のようになっています。
迷路の中で、一瞬一瞬人が通り抜けるのが見えたり、見える空の大きさが変わって行く不思議な体験を堪能した後に、地下の展示室に降りると、実は、そのブロックの下に犠牲となったユダヤ人の直筆の手紙や映像、パネルなどがそれぞれ置かれていました。
この記念館のすぐ横にはアメリカ大使館があり、また、この記念館自体も攻撃を受けやすいことから空港のようにX線を使った手荷物とボディーのセキュリティーチェックがありました。
記念館をみて外に出たときには、日が短いため、暗くなっていました。
ブランデンブルグ門から東に延びる「菩提樹の下」という意味の大通り、ウンター・デン・リンデンは、きらびやかにライトアップされ、中央の菩提樹の並木の下を歩きました。かつて東側だったこの道は、今や観光の名所。
帰りは100番と同じく観光名所を通る市バスの200番に乗って、ポツダム広場の横を通り帰宅しました。
寒そうですね。
イメージする冬のドイツってかんじです。
北方の国なんですね。本当に!(しみじみ)
しかしblogの温度計を見るとデュッセルドルフの温度は
東京よりも今日は暖かいみたい!
東京はキンキンに晴れて寒いThe冬!な天候が続いています。
日本の各地で大雪なんですが、東京だけは未だ晴天が続いていますよ。
思えば夏も東京以外でゲリラ豪雨など被害が相次いだのにずっと東京は
晴れていたのです。不思議な天気だね。yukosさんに戻ってくる今年の東京の夏はどんな感じでしょうね?
yucotさん 暖かくなった最近のデュッセルドルフにいると、私も写真を見て改めて寒かったなぁと思います。しかし東京よりもデュッセルドルフのほうが暖かい日がくるなんて、想像できませんでしたよ。それに快晴だった今日改めて、太陽が出ているのは気持ちが違うことを痛感します。yukos