バルセロナ3日目 1/6

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見所の多いバルセロナの街は大きく分けると、
核となるカタルーニャ広場から港まで続く目抜き通りの"ランブラス通りと旧市街"、
ランブラス通りの東側に広がるバルセロナで最も古いエリアの"ゴシック地区"、
市の南西にそびえる万博会場やオリンピックの会場となった丘の"モンデュイック"、
19世紀以降の都市計画で拡張されたモデルニスモ建築の並ぶ"アルシャンブラ地区と新市街"の4つの観光エリアがあります。
主顕節で祝日となる今日は、ゴシック地区を巡りました。


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ホテルから徒歩圏のこの地区は13〜14世紀の建物が並んでいます。
まず最初に出かけたのは、バルセロナの守護聖人、サンタ・エウラリアが祀られているカテドラル。
完成までに約150年、13〜15世紀にかけて建てられ、その後もたびたび手が加えられて現在の姿になったのは20世紀初めになってからだそうです。着工から120年たっているサクラダ・ファミリアよりも、まだまだ長い建物があることに、驚きました。












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キリスト教に関連した主顕節で祝日のため、ミサが行われていました。ミサの間は、当然ながら観光客は、聖堂の祈りのスペースには入ることができません。
テレビモニターで祭壇上の様子が映し出されていて、ミサが終わるとこのモニターも木製の棚の中に電動で収納され、祭壇近くまで近寄ることができました。
昨日のサクラダ・ファミリアでの"初詣"に続き
神聖の気持ちでカタルーニャ・ゴシック様式の聖堂内を廻りました。





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路地から自由に出入りのできる中庭には、この聖堂とゆかりのある13羽のガチョウがフェンスの中で放し飼いされています。




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13〜14世紀の建物が建ち並ぶだけあって、中世の雰囲気がそのまま残っています。







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カテドラルの右手の道を入った最も雰囲気がありポストカードにも数々出ている一角でスピーカから出す音との協奏でチェロを奏でる女性。その雰囲気とともに石造りの壁に反射してきれいな音色に多くの人が足をとめて聴き入っていました。










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冒頭に載せた"王の広場"は三方をゴシック様式の建物に囲まれています。正面が王宮で左側は副王の館(左写真)、右側がアガタ礼拝堂です。四分円の階段は、アメリカ新大陸の発見の航路から戻ったコロンブスが、イザベル女王に謁見するために上ったところだそうです。この広場界隈にいると、市街地の喧噪とは雰囲気も聞こえる音も異なるように感じました。



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さらに進むと、自治政府庁と市庁舎にはさまれてサン・ジャウマ広場に出ました。
多くの観光客が地図を広げて、次の行き先を確認しています。









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バルセロナは数多くの芸術家を生み出した町ですが、ピカソもそのうちの一人。14歳で生まれたスペイン南部のマラガからバルセロナに移り住み、多感な青春時代を過ごしています。
旧ベレンゲール・デ・アギラール宮を修復して、ピカソの家族が寄贈した多数の油彩画や素描、彫刻を展示したピカソ美術館を訪れました。館内の撮影は禁じられているのでご紹介できませんが、ピカソが影響を受けたドガの絵や彫刻と同じモチーフの作品を並べた展示は特に興味深いものでした。初期の作品から晩年の作品まで天才ピカソの生涯をたっぷり堪能してたどることができます。




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収蔵数の多いピカソ美術館の恒久コレクションに加え、企画展のドガの作品との並列展示で多くの時間を割いたあと、サンタ・マリア・ダル・マリア教会へ行きました。かつてバルセロナが海と陸の境で、危険な航海へ出る人々のために安全を海の聖母マリアに祈ったという教会です。
赤や青、緑などの容器に入ったろうそくにどの教会でも火が灯されていますが、赤のろうそくがステンドグラスのように石の壁に映えていました。








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街中の壁面にPESSEMBREと書かれた表示を多く見かけましたが、この教会の地下にも展示されていた中へ入ってみると、人形で飾られたクリスマスの様子でした。



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教会によっては入場料をとるところもあるのですが、ここは無料。10〜20畳ほどのスペースに飾られた木製の飾りは立派でした。



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この教会前の広場に面して、ワイン通がおすすめで種類が豊富でタパスもおいしいというワインバーがあり、バルセロナ近郊のペネデス地区が主な産地のCavaカヴァ:スペイン産のスパークリングワインの選りすぐりと、タパスを夕食にしました。


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帰りに通ったサン・ジャウマ広場の市庁舎の壁には、動く映像が投射されてとても華やかな上、人であふれかえっていました。



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通りの上部にもきらびやかなイルミネーションの数々。通りによってデザインが異なるのですが、お祭り気分いっぱいでした。

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