"色彩の魔術師"Pierre Bonnard展 1/30

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今日が最終日のPierre Bonnardピエール・ボナール展を観に行ってきました。
デュッセルドルフ中央駅からRE快速電車で20分の距離にある、以前ご紹介したWuppertalヴッパータールにある美術館;Von der Heydt-Museum Wuppertalフォン・デア・ハイト美術館が会場です。
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昨日に引き続き雲ひとつない快晴。
しかし、気温はマイナス5℃から3℃の間で、日影には昨晩降った雪がうっすら積もったままでした。


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ヴッパータールは、世界で最古の懸垂式モノレールが走る町としてご紹介しましたが、今日は電車から走っているのが見えませんでした。ヴッパータール中央駅に到着してみると、29日と30日は運行しないとのポスターが貼られて駅もゲートが閉まっていました。

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しかし、この美術館は中央駅から徒歩5分弱、わかりやすい場所にあります。収蔵している作品も常設展として観ることができたのですが、充実しています。セザンヌ、コロー、モネなど印象派を始め、ピカソ、キリコ、アンディーウォーホル、パウル・クレーなど、さり気なく飾られている作品の数と画家に、この小さな町の美術館にこれほど揃っているのかと驚きました。

そして、ピエール・ボナールの"色彩の魔術師"と称される、その配色にはうっとりしました。模写しようにも模写できないだろうなぁと観ながら、1枚の絵に何色使われているのだろうと数えようにも数えきれない色彩の多様さでした。







日本主義(ジャポニズム)に傾倒した作品を残し、ポスターのデザインにも才能を発揮したとあり、広重の浮世絵や、ロートレックの作品、その他親交があり影響を受けた、もしくは与えた作品なども一緒に展示されていました。

図録を購入しましたが、やはり色彩は本物を復元することはできません。
会場で、目に焼き付けるように絵に近づいて1枚1枚じっくり観た、豊かな情感のある絵をまた観る事ができたらいいなと思いながら、図録をめくって余韻に浸っています。








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