
先週のうちから、チームリーダーに今日はピアノのコンサートに行くと告げておき、18時きっかりに事務所を出て、Tonhalleへ向かいました。
ロシア生まれの神童と呼ばれ、世界の中でも屈指の名ピアニスト、Evgeny Kissinエフゲニー・キーシンのコンサートです。
曲目は全て Franz Liszt フランツ・リストです。
1.Ricordanza
2.Kraviersonate h-mollS.178
3.funerailles
4.Vallee d'Obermann
5.Venezia e Napoli

強靭な部分も軽やかな部分も、音にくもりが全くない透明感のある演奏に、普段のコンサートよりも圧倒的に静かに聴衆が聴き入っているのが感じられました。
雪が降って音が吸収されている時のような、空気が澄んでぴーんと張っているときのような、そんな感覚に見舞われました。
ファンからの花束も多数渡されて、スタンディングオベーション、拍手が鳴り止みませんでした。それに応えて、体力を使いきってしまったのではないかと思うほどの渾身こめた演奏の後でしたが、アンコール2曲が演奏されました。
終演後はホワイエでの長蛇の列に並び、購入したCDにしっかりサインをしてもらいました。
CDジャケットのもう少し若い頃の写真と比べると、多少貫禄が増していますね。
サインをするときの姿勢もピアノを弾くかのように見えました。
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