コインの裏側 2/21

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先月、チームリーダーのMから、ドイツで造られている2ユーロ硬貨のうち、一部は、毎年違う建物であり、彼のお母様も集めていらっしゃると聴き、おつりをもらう度に、コインの裏側をみては軽く一喜一憂。数が限られているというだけあって、なかなか集まらなかったのですが、2007年から2010年までの分がようやく集まりました。
以前にドイツのお金(正確にはユーロ圏のお金)をご紹介した際に続き、国ごとに異なる新しい柄を得る毎に使わずに貯めてきたものも合わせて、ご紹介します。

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まず、一番流通していると思われる柄は、左より、2€、1€ともにドイツの国賞である鷲。
50、20、10セントともに、ベルリンのブランデンブルグ門。
そして、5、2、1セントはオークの小枝で実がついています。おつりで、これらのコインがくると、何となくハズレくじを引いたときのように、あぁ、残念とつぶやいてしまいます。




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左より
2007年は Mecklenburg vorpommernのSchweriner schloss お城です。

2008年はHamburgの市庁舎










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2009年はSaarlandのLudwig church
2010年はBremenの市庁舎で騎士像も描かれています。さらに、12ヶの星の入り方が変わり、それまで刻まれていた"BUNDESREPUBLIK DEUTSCHLAND"という文字がなくなっています。
まだ、4都市とも訪れていませんが実物をぜひとも見てみたいと思っています。ただし、「地球の歩き方」に出ているのは、ハンブルグとブレーメンのみ。ほかの2つは一体どんな街でしょうか。


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ここからは、その他の"当たり"編です。
ー2007年のドイツのコインですが、"Romische vertrage 50jahre"ローマ条約50周年
ールクセンブルク:アンリ大公
ーイタリア:ラファエロ・サンティの描いた詩人ダンテ
いずれも2ユーロです。



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1ユーロでは
ーギリシャのふくろう 幸せを呼ぶ鳥ですね。紀元前5世紀古代アテナイの4ドラクマ銀貨です。
ーポルトガル 何となくブータンのコインに描かれているような吉祥模様に似ているのですが、1144年の印章です。コインの材料ごとに1142年、1134年の印章があります。
ーモーツァルトが描かれているのはオーストリアです。



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50セントから10セントでは、国にゆかりのある人物や女神像が描かれているものが集まりました。
ースペインの文豪セルヴェンテス
ーオランダのベアトリクス女王
ーフランスの「種をまく人」
ーイタリアのボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」



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10セントは
ーオーストリア:ウィーンのシュテファン寺院
ードイツ:ベルリンのブランデンブルグ門




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ーイタリア:ローマのコロッセオ
イタリアのコインは、5、2、1セントでそれぞれ、トリノのシンボルや13世紀の城が描かれているのですが、手元にあるのは、ローマのコロッセオです。
ースペイン:サンティアゴ・デ・コンポステーラ
5.2、1セント共通です。



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コインの裏側から、旅情がそそられますね。
国境をまたいでも、EU圏内ではパスポートにスタンプが押されなくて少し物足りなさを感じますが、コインがそのスタンプにかわりそうです。また、人の手を伝ってコインがヨーロッパを旅行していると思うと、面白くもあります。

ドイツの建物のコインが4つ集まって大層喜んでいたら、事務所のメンバーに、「幸運のシンボルなの?」と笑われてしまいました。
でも、当分、このコイン集め、マニアックに続きます。
調べてみると、国ごとに建物や文化を知るいい情報になるのですが、
目下の狙いは、ドイツの建物シリーズ。今年2011年の2ユーロと、2006年以前です。












































コメント(2)

おっと現在-7℃ですか!

まだ、コインのように冷たいんですね。

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