
昨日行ったSchlos Ellerエラー城の入り口の手前にある施設は、月曜日から金曜日の14時から18時にオープンしているとの表示。
子どもたちはいませんでしたが、にぎやかな声が今にも聞こえてきそうな、楽しげな空間です。

遠方からでも目のいくトム・ソーヤの小屋のような建物を中心に、手作りのような木の家が敷地内に集結しています。
唯一、"建築"らしい遊戯室と思われる建物は、木のリブでできた壁と建具で、おそらく全面開放できるつくりのようです。
工房のような建物の壁は、子どもたちが描いた絵で満たされています。
その手前には、やぎの親子が住んでいます。
ちょうど、近所に住んでいるのか、兄弟が、子やぎに会いに来ていました。
子どものうちに、身近に動物に接していると、少なからずとも動物の生死に触れる機会が得られて、大人になってから殺戮などおぞましい事件を起こす事などはないのではないかと、やさしく語りかけながら草をあげている子どもたちを見ながら思いました。
この写真は同じEllerで見かけた公立の幼稚園の園舎です。
日本の画材店、月光荘のスケッチブックの裏表紙に、「幼児教育の基本は色と音、教養の始まり。それをあやまったらこんなにみじめな物はない。教養は金では買えぬ。」レーニン第1声ー子どもには最良の物を与えよーという言葉が書かれています。
「先生と幼児の親と子の貴重な体験の共同作業に何気なく示す創造性、独創性の喜びに目を見はる事に教育の出発点があります。本物にまさる勉強なし」
子どもの創造性、独創性を刺激する空間づくり、幼稚園設計に重要な要素ですね。
子どもだけでなく、大人も楽しくなる空間の影響はきっと大きく、この幼稚園に子どもたちがいるときに訪れてみたいなと思っています。
キンダーガーテンですね。
ドイツ(欧州)って、子供は沢山いますか?
日本の127百万人の平均年齢は43歳を超えたようですから、子供は偏在しているようです。
一番トップの写真は藤森さんの建築を彷彿させる感じだね。
幼稚園情報、とてもためになります。
先日頂いたメールのコメントも打合せ時に設計のメンバーと
共有させて頂きました。
真剣にヨーロッパ幼稚園視察を考えてしまうよ!
少子化問題もあるけど、待機児童問題は本当に深刻な問題だものね。
現説の時に(プロジェクトでお世話になっている)
園長先生とも「こども園」問題やらいろいろと話をしましたよ。
建築という枠組みの中で、こういった問題に取り組んでいきたいですよね。
またそのうちyukosさんの意見を拝聴したいです!!
石器ぃさん そう、幼稚園の英語kindergardenは、ドイツ語のkindergartenが基ですからね。保育園の待機児童問題は、事務所のメンバーの話を聴く限りでは、同じように深刻のようですよ。事務所でもベビーラッシュだし、子どもの数は多いのではないでしょうか。ちなみに、所長の家には、上は22歳から下は9歳まで5人います。yukos
yucotさん 幼稚園設計の上では、実は、園長先生や先生の考え方が大きく反映されるように思います。いかに思いを共有できるかが重要ですよね。子どもの動きなど、大人がとらない行動なども先生方が一番よくご存知。いろいろと話をされて、デザインコラボできるのが理想的ですね。yukos