
今日はRosenmontag(ローゼンモンターク)「バラの月曜日」で休日。
山車がパレードして一番盛り上がるといわれている日です。
調べてみると、バラとは元々は関係なく、Rasender Montagと言ったそうで、今は専ら「猛スピードで走っている」という意味で使うrasendは、さらに「荒れ狂った」という意味があるとのこと。まさに荒れ狂う日なのです。
山車がパレードする際には、掛け声とともにお菓子が投げられますが、ドイツのライン川周辺の3大カーニバル都市のケルンとデュッセルドルフ(もう一つはマインツ)は仲が悪いといわれており、掛け声も異なります。
ケルン : Alaaf アラーフ
デュッセルドルフ : Helau ヘラウ
このヘラウは、ハローの方言のようなものだそうです。

パレードの開始時間は12時。
数kmにわたるルート上のAltstadt旧市街へ向かうと、今日も多くの警察とともに整理員が巡回していました。
今日の仮装は、マイナーチェンジをして、サングラスと事務所の朝食サゴンサービスでもらったスポンジの赤い鼻を加えました。
きらびやかなギターのドレスは、ダウンコートに隠れていますが、このシンプルな格好でも目にとまりやすいのか、赤い鼻を「ピコピコ」といじられることや、いい選択だと色々な人に声をかけられました。
しかし、街中はさらに仮装の種類が豊富で、写真を撮り合う雰囲気。
同じ格好をしているグループも多く見かけました。
このグループは「ごきぶり」でしょうか。。。
野菜の集団や、カラフルなピエロなど、人数が揃うと見応えがありますね。
夜と異なり、家族連れも目立ちました。家族全員が虎だったり、着ぐるみのかわいい子どもたちもたくさん。
この家族のようにお父さんが一番派手というパターンも。
毎年、子どもも大人もどんな仮装をするかを楽しみに決めているのでしょう。写真の撮りがいがありました。
さらに、撮られることに慣れていて、ポーズも決まっています。
風船で飾られた市庁舎のあるマルクト広場には、テレビ撮影が入っていて、ひな壇ができていました。
このマルクト広場周辺にパレードが通り始めたのは13時過ぎ。
沿道には、投げられるお菓子を求める多くの人で身動きができないほどでした。
日独交流150周年と書かれた山車の上からは、日本人とドイツ人が法被を着て、和太鼓の音とともにお菓子を投げていました。
ヘラウと声をかけて投げられるお菓子類の中には、山車を出している会社の製品サンプルやボールペン、社名の入った帽子、ボールなどもあります。固いものは、勢いよく飛んできてあたると痛いのですが、みんな袋を携えてキャッチしようと必死でした。
コツとして、空中でとるよりも路面に落ちるのを拾うほうが楽ということが分かりました。傘を逆さに翻したり、帽子を使うなど、術を心得ている人たちもいました。
同じ場所でパレードが抜けるのに、2時間〜2時間半ほどでしょうか。
いろいろな場所で堪能した後にライン川沿いに移動してみると、同じように多くの人たちが、日だまりでくつろいでいました。
ラインタワーを模した2人組を発見。ラインタワーを背景に一緒に記念撮影してもらいました。
手作り衣装派も実は、たくさんいるのです。
帰りがけに多くみた子どもたちのように、袋いっぱい、とまではいきませんでしたが、キャッチした戦利品。
家に戻ってから確認してみると、グミやキャンディー、チョコ、粉末サイダー、ガムなどお菓子のほかに、スタイリングジェルやビーチボール、ボールペンなども混じっていました。
「聖灰水曜日」がカーニバルの最終日ですが、頂点と言われる今日も含めて、大いにカーニバルを堪能しました。仮装も3回で、すっかり元がとれた気分です。
このローゼンモンタークが過ぎると、デュッセルドルフは急に暖かくなるとか。
春の訪れが楽しみです。
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