
市内の中心部に広く横切る公園Hofgartenホフガルテン。
その一角のゲーテ博物館に近い場所に、夜になると、ひときわ煌々と光輝く場所があります。
色温度が低い黄色みがかった光が多い街中で、このまぶしいほどの青白い蛍光灯の光は、強烈な印象を与えます。

光の元は、ゲーテ博物館と公園内の噴水のある池を結ぶ大きな道上におかれたベンチです。
まだ充分明るい時間でも、タイマー設定されているのか、今日20時頃に通ると既にベンチは光っていました。
治安のいいデュッセルドルフとはいえ、暗い夜道、特に公園の中を通るのは、通常、避けたいところです。
しかし、公園の中で、周りが暗いからこそ、このベンチと光があてられた樹木の緑が浮かび上がり、幻想的な風景を造り出しています。
それ故に、光と闇の強いコントラストが見事なこのアート作品を見るために、暗くなってから訪れたい場所なのです。
これはすばらしく綺麗ですね。筒状の透明ケースはアクリルorガラス?座れるのかな。これがパーマネントであるところが日本とちがうところだなあ。
アラキさん アクリルでできていて、座ることができます。立派にベンチとして機能していますが、座るときに、どうしてもそぉっと、遠慮がちになってしまいます。実際は、普通に使用する分には全く問題ないと思います。「壊れそうだから」、「アートだから」という理由で使われないのではなく、壊れそうであれば、壊れそうなりに、大切にしようとする気持ちが生まれるということを前提に、パーマネントであるところが見習いたいところですよね。yukos