
先週末の日曜日、バルコニーから見える夕焼けの中に、突如、クレーンが現れたことに気がつきました。
デュッセルドルフで見ることのできる高層の建物は、ラインタワー以外は、教会や限られたオフィスビルのみです。そのため、クレーンのシルエットがくっきりと目立ちます。

周辺の環境と調和するよう、建物の高さが突飛になることはないとは思いますが、比較的アパートから近い位置にあることから、どんな建物が建つのか、とても気になります。
また、今日帰りにライン川沿いで、夕陽で淡いピンク色に染まる空を眺めると、対岸の彼方にも、今まで気がつかなかったクレーンがありました。
(写真の右側です。)
しかも、大量に並んでいます。
設計者として近隣説明会で説明を行う機会がよくありますが、この"気になる"、いわゆる不安をいかに共有して真摯に受けとめることができるかが重要だと思っています。
留学期間中の、こちらでの仕事は主にコンペ、企画が続いているので、久しくそういう緊迫した状況に身を置いていませんが、この感覚を忘れてはいけないなと、クレーンをみて痛感しました。
また同時に、簡単につくっては壊すことのできないものだけに、社会に与える影響、責任ともに非常に重いものであることも・・・
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