金曜日から昨晩行ったチャリティーパーティーでのギター、バイオリン、ビオラフォンの演奏まで含めて、音楽三昧だった今週末の締めは、アパートから数分の、住宅街の中にある館Logenhausで１１時から行われた、昼間のコンサート。
入場料は無料で、夏と冬の時期をのぞき、年に５回、月に一度の日曜日に開催されています。
ピアニストは、Jakov Zotov
弱冠１４歳のピアニストです。
最初のバッハの曲は、母親のピアニストであるLüba Zotovとの連弾でしたが、アンコールの２曲を含めた８曲はソロでした。
開演２０分ほど前に行くと、既に会場の席は埋まっていて、辛うじて後方の中央に確保することができました。
途中２０分の休憩をはさみ、バッハから、チャイコフスキー、プロコフィエフ、ショパン、リストの指使いが早い曲を、軽やかに弾き、拍手喝采でした。
入場無料ですが、演奏後に、入り口に設けられた箱に、気持ちの額をいれていくシステムで、5€、10€、20€紙幣がどんどん箱にたまっていきました。
テラス席のあるイタリアンレストランを併設した建物ですが、植栽の前には、Logenhausの目指している信念が書かれた表示が設置されています。
pflege （文化などの）育成、保護
Humanität 人間性
Toleranz 寛大、寛容
Menschlichkeit 人間性
Möglichkeit 可能性、機会
Miteinander いっしょに、相互に
friedvoll 平和な、平穏な
Grundsatz （個人的な）主義、信条
可能性を育む機会を多く設ける文化土壌が厚いことは、羨ましい限りですね。
オーナーに加え、何人かの観客席からも花束を渡され、少年らしく照れながらもアンコールを２曲披露した１４歳のピアニスト。堂々とした演奏ぶりに今後の活躍が楽しみです。
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