
ドイツでは珍しい、荒々しい形状は、長年の浸食作用によって100mもの高さの断崖絶壁が造り出されたものです。
その一帯にある、ドレスデン中央駅からSバーンで38分のKönigsteinケーニヒシュタインには、高台に建つドイツ最大のケーニヒシュタイン要塞があります。

駅につくと、辛うじてもっていた天気が一転して、夕立のように激しい雨が降り始めました。
高台の上までのパノラマバスに乗る頃がピークで、新緑の中を通り気持ちのよいバスですが、ガラスの屋根の上にあっという間に溜まった大量の雨で、上部を見る事はできませんでした。
高台の上に着いた頃には雨はあがり、傘をささずに歩けるようになりましたが、太陽が出ていないため、気温は10℃台の前半。
高台であるため、風も強く、体感温度はぐっと下がりました。
要塞内の敷地は広く、貯蔵庫や武器庫など修復の完了した建物を見学することができるほか、要塞の淵沿いに1周して絶景を楽しむことができます。
岩山の麓に黄色に見えるのは、広大な菜の花畑です。
今の時期、あちこちで見る事ができます。
要塞の上から下の中間地点にあるバス停に戻るのには、優秀な建築物に贈られる賞を2008年に受賞したとサインが掲げられていた、絶景のエレベーターを利用しました。
スピードはゆっくりですが、高所恐怖症の人には足がすくむものかもしれません。
電車では40分ほど、そして車では30分ほどのドレスデンの近郊の景勝地から、市内に戻ると、強い雨の後、青空が広がりました。
存分に堪能した3日間のドレスデン滞在からデュッセルドルフに戻るのに、気持ちよく発つことができるお天気でした。
19時25分発の飛行機で、55分のフライト。
空港からの電車への乗り継ぎが良かったこともあり、10分で最寄り駅に到着するので、日没前の21時過ぎには自宅に戻ることができました。
あっという間の移動で、"近郊"に出かけていたかのような錯覚を覚えました。
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