
広報のSとコンサルのUも一緒です。
前々から所長宅でのディナーの企画があったのですが、なかなか突然の出張などで、日にちの変更が余儀なく、残された日がわずかとなり、彼女たちの夏休みも控えていることから、急遽、今日伺うことになったため、クリストフは不在でした。

デュッセルドルフの中心部から車を走らせて30分ほどの丘の上にある、豪奢な館が建ち並ぶ地区にありますが、周辺は自然たっぷりです。
前の道に車を停めて、敷地内に入ると、青々とした芝生の向こうに、玄関側の建物のファサードが見えます。
庭というよりも、公園といったほうがふさわしい広大な敷地を占める芝生は、とにかくふかふか。日本のゴルフ場にも足繁く通いましたが、そうそうこんなにふかふかした芝生にはお目にかかれないほどの手入れぶりです。
その気持ち良さに、早々に、はいていたサンダルを脱ぎ捨てて、敷地内を1周し始めた広報のS。
気持ち、よーくわかります。
1階に、LDK、2階に5人の子どもと夫妻の寝室が庭に面して並んでいます。
そして、地下には、テレビを見るための部屋や、フィットネスルーム、サウナ、クローゼット、食品庫などが、建物の地上部の両端からもアクセスできるように並んでいます。
周辺の山、森以外に見える人工物は一切なし。
日が陰り始めると、もやが立ちこめ始めて幻想的な風景となりました。
ロボットが常に水中を掃除しているプールで泳ぐのも、きっと心地よいことでしょう。
住宅内の、納まりには、細心の検討がなされていて、ほぼすべてが特注。
ダイニングテーブルの上のスポットライトの一部には、スピーカーが入っています。
Reginaがデザインした家具や壁の色がアクセントして効いています。
リビングルームの赤い円形のソファもReginaのデザインです。
天井から吊られた暖炉も美しく、どこをみてもうらやましさのあまり、ため息がでてしまいます。
住み込みの女性お手製による、おいしい食事とワインで、楽しく素敵な夜を過ごさせていただきました。
この住宅は雑誌等でも発表されていますが、植栽の1本1本の配置まですべてクリストフたちが細かく気を配った、そのすばらしさを実体験できたことは、本当に何にも代え難い経験です。
豊かすぎる…。それしか言えねえ。
アラキさん 私も同感です。豊かさの定義が覆されますよね。垣間見る事ができたのは、よかったと思っています。yukos