
行きたいところは山とありますが、観光スポットが徒歩圏内で雰囲気のあるところで、引越準備で直前にホテルをとったため、電車で行けるところとしては、最適の場所でした。
ガイドブックに書いてあった「18世紀から、ゲーテやヘルダーリン、ショパンといった多くの詩人や芸術家が訪れ、この町を称える作品を生み出した。中心部には歴史ある学生酒場やアンティークショップが点在し、ノスタルジックなムードがいっぱい。」に惹かれ前日にホテルをとって向かいました。
ハイデルベルグまでの車窓からも、進行方向左手に座ると、ライン川、ライン川支流のネッカー川沿いの風景を堪能できます。
ちょうど、古城街道に位置するため、川に沿ってあるぶどう畑の中腹に多くの古城がそびえているのをみることができました。
ゲーテを始め多くの詩人や哲学者が実際に歩いて思索にふけった場所という、「哲学者の道」
シュランゲン小道Schlangenwegの急な坂道を休み休み上って行くと、ネッカー川をはさんだ対岸に旧市街の美しい風景をみることができます。
冒頭の写真は、哲学者の道からみた風景です。
カール・テオドール橋Karl-Theodor-Brücke
古い絵画を見ると、橋の上部には、木製の屋根がかかっていますが、現在は、この石づくりのみです。
橋の背後、山の中腹にあるのが、ハイデルベルグ城です。
ここでも市内の公共交通が乗り放題で、主要な観光スポットが割引になるハイデルベルグカードを購入したため、城にあがるためのケーブルカーが無料でした。
ハイデルベルグ城は13世紀頃からプファルツ伯の居城として拡張を続けたそうですが、その頃からの三十年戦争を含む戦争や火事で、一部を再建した以外は廃墟の様相をしています。
唯一再建されたのは、写真正面の部分。
城の外部はイヤホンガイドを借りて周り、内部は、城内ガイドツアーに参加しました。
城内ガイドツアーはたったの4ユーロですが、細かく説明を受けられ、廃墟の内部側にあたる部分も通ることができて充実しています。
ドイツ語のガイドツアーは20人ほどと大所帯でしたが、英語のツアーは4人のみだったこともさらに充実感が増した理由かもしれません。
ハイデルベルグ城からみた旧市街と対岸の哲学者の道です。
こじんまりとした町は、すぐに全貌をつかむことができて、居心地がよいですね。
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