Mai 2011アーカイブ

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今日から、友人がケルンで開催される見本市interzumを視察するために、デュッセルドルフに滞在しています。
仕事をあがって待ち合わせした後、向かったのは、最新の建築が建ち並ぶMedienhafenメディエンハーフェン。
運河沿いに歩いて建築を眺めながら、ラインタワーを目指しました。


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"Baukunst an der Kunstakademie Düsseldorf Sommer 2011"ーデュッセルドルフ美術大学における建築学 2011年夏ーというタイトルのもとに、今日から5回にわたって講演会が開かれます。
予約は不要で、入場料も無料です。
第1回目の今日は、日本の建築家 藤本壮介氏。
Sou Fujimotoの名で、日本のみならず、このドイツでも名実ともに知られています。
デュッセルドルフの建築を扱う書店では、作品集を見つけることが容易ですし、SANAAと彼はいつも私の行っているIA事務所員たちが名を挙げる筆頭です。

Kunst Befreit 5/22

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5月の初旬からデュッセルドルフ市内の中心部で目をひいていた看板は、Kunstpalastクンストパラスト美術館で5月7日から開催されていた入場無料期間の案内です。
所蔵する作品から選ばれたいくつかの絵が、あちこちに自由きままに立ち並ぶのは、
Kunst ンスト 美術 芸術
Befreit ベフイト 自由 解放する
入場料が無料 Freeであることにかけたものです。
この写真の馬に乗ったヴィルヘルム公や、浮世絵の日本美人、裸婦の後ろ姿、他、最終日の今日、美術館を訪れて分かったのは、それらは、左右反転させた絵を表に使っていたことでした。
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今年2011年は、1861年に日本とプロイセンの間で「友好通商航海条約」が締結されたことから、日独交流150周年にあたり、記念催事が多数予定されています。
今日5月21日から28日までの1週間開催される「日独交流150周年記念経済展 日独経済産業交流の変遷と展望ーNRW州を中心とした在独日系企業社会」に、私の日本の会社も出展しているため、欧州営業所長、在デュッセルドルフのKさんと一緒にオープニングパーティーに参加しました。
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日本でも、趣味としてDJをやる友人が廻す日に、クラブやイベントへ足を運ぶことがよくあります。
今日は、一緒にプロジェクトをやっているMがDJをするというので、インターン生とその友人と一緒にケルンへ行ってきました。
23時8分のICE(ドイツの新幹線)に乗り20分、ケルン中央駅からはタクシーで10分ほどのところにある比較的大きな容量の、"GROLIA"が会場です。
大混雑する前に、ひとしきり彼の写真を撮影してから、踊る事約5時間。
5時ぴったりに、照明がつけられてお開きになってから、ふらふらになったインターン生と一緒にタクシーでケルンから戻ってきました。
久々に履いた編み上げのサンダルに少しヒールがついていたこともあり、足の裏がひりひりしています。





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ドイツの国鉄、DBの車輛には、いくつかの型があります。
今朝乗ったのは、ドアを開けるのに、重たいレバーハンドルを廻さないといけない古いタイプです。
座ってから、今まで気にとめていなかった背もたれと肘宛が交差する部分に、傘立てがあることに気がつきました。
傘のマークがついていることから、それが傘立てであると認知できたのですが、
この主張しすぎないところが、いいデザインだなと、さり気なさに感心しました。
目指したいところです。


虹色の雲 5/18

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ちょうど21時にバルコニーから撮った写真です。
室内から、ふと外を見たら、クレーンの向こうに、虹色に光っている雲が浮かんでいるのに気がつきました。
雨は降っていませんが、温湿度ともに高い天候のためでしょうか。
日本語に「五月雨」「五月晴れ」があるように、最近のこちらの気候は、快晴だったと思うと、どしゃ降りになったりと、めまぐるしく変わります。
折りたたみ傘は常にバッグの中に入れていますが、はいていく靴や着ていく洋服の選択にも注意が必要です。


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先週末から天候が優れず、気温が低い日が続いていますが、今日の帰り道は、少し太陽がのぞき暖かさを感じる事ができました。
そうなると、気持ちは屋外に向かいます。
テラス席での食事が気持ちよいだろうと、仕事帰りに近所のお気に入りのビストロに寄り、ホワイトアスパラガスのリゾットを頼みました。
上着は着たまま、日没前のひとときを堪能していると、食後にシェフが同じように旬ものだからと、イチゴのデザートをサービスで出してくれました。
シロップで少し甘くしたいちごとフレッシュミントを合わせたものです。



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街なかの植栽帯や住宅の庭を飾るバラの花が、目につくようになってきました。
色や大きさは様々です。
大輪の花は、赤、ピンク、黄色が特に多いように思います。
この写真は、事務所から近い道路にあるものです。
白の野バラと赤の大輪。
広い空からふんだんに太陽の光を浴びているためか、隣接する小屋と同じほどの存在感を持っています。

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ドレスデンからエルベ川をさかのぼり、チェコの国境手前あたりで両側に切り立った岩山がそびえる地帯、エルベ砂岩山地は、「ザクセンのスイス」と呼ばれています。
ドイツでは珍しい、荒々しい形状は、長年の浸食作用によって100mもの高さの断崖絶壁が造り出されたものです。
その一帯にある、ドレスデン中央駅からSバーンで38分のKönigsteinケーニヒシュタインには、高台に建つドイツ最大のケーニヒシュタイン要塞があります。

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銀や錫を算出し、エルベ川の水商で栄えたザクセン王国では、その財力を象徴するように大量の絵画を有し、18〜19世紀の中国、日本の陶磁器などが集められました。
タバコ製造機やミシン、ブラジャー、35mm一眼レフカメラなど、ザクセン州は、多くの「初めて」を有する「発明大国」だったようです。

かの有名なマイセンの陶磁器も、ザクセン選帝侯アウグスト1世が、当時東洋だけで可能であった白磁の製造に成功した宮廷錬金術師を、秘密を守るために城内に住まわせて、王立磁器工場がつくられたことが始まりです。

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金曜日に休みをつけて、友人の住むドレスデンに滞在しました。
訪れるのは、2回目。
前回は、友人が、日本に留学していたドイツ人男性との結婚を機に渡独し、ドレスデンに住み始めてすぐであった2005年のゴールデンウィーク。ちょうど6年前です。
かつて「百塔の都」とうわたわれ、中世にはエルベ川の水路を利用した商業都市として発展し、16世紀以降はザクセン王国の首都として繁栄した「芸術と文化の都」です。
しかし、バロック様式の宮殿や教会、貴族の館が建ち並んだ街は、第2次世界大戦の空襲で一夜にして破壊され、戦争の悲惨さを伝えるために、釣り鐘状の聖堂をもつフラウエン(聖母)教会は、廃墟のまま残されていました。
1994年から再建が始まり、昔の姿に戻ったのも、前回訪れた2005年の10月末です。



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日本人学校があり、多くの日本人家族が住む事で知られるオーバーカッセルにほど近い教会、Philippuskircheで19時からBenefizkonzertチャリティーコンサートがありました。
演奏したのは、ケルン西ドイツ放送局WDRシンフォニーオーケストラの主席フルート奏者を務めるMichael Faust氏と、アーヘン音楽大学でリュート科、ギター科の教授を務める佐々木忠氏、そして、佐々木氏に師事するolexandr Rengach氏の3人です。
チャリティーの内容、主催者が多様であることは、以前にもご紹介しましたが、今日のコンサートは、ドイツで暮らす高齢者(主に日本人)の老後を考えて様々なサポートを主たる活動としている、公益社団法人「竹の会」が主催したものです。



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4月のたんぽぽに代わり、事務所に近い道沿いでは、今、ひなげしの花が満開です。
貨物の引き込みで、これから売られる自動車が運び込まれる線路沿いに一斉に咲いています。
中国古代に絶世の美女と呼ばれた虞美人にたとえて、虞美人草(ぐびじんそう)との別名もありますが、"ひなげし"や英名のpoppyポピーのほうが、知られていますね。
ドイツ語では、Mohnblumeーンブルーメ です。
花言葉は、「慰め、いたわり、思いやり、陽気で楽しい」

最近、この線路沿いの赤いひなげしの花を見る度に、頭の中を、なぜか、松田聖子の歌"赤いスイトピー"が流れて離れません。
赤いのと、末尾のピーの音が似ているだけなのですが。。。


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今日、ライン川沿いを20時頃通ると、この数日準備にかかっていたテントやスクリーンが使われ、大勢の人が集まっていました。
今週末に行われる、Eurovision Song Contestのプレイベントのようです。
ステージ上の司会者のかけ声とともに、歓声をあげる人たちの周りを、出店や警察の車、観衆が囲んでいました。


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今が旬のホワイトアスパラガス。
スーパーに行くと、太さと質、値段、さまざまに売られています。
おいしくいただくには、質の良い食材を選ぶのも重要ですが、何よりも"ゆで方"が肝です。
札幌市にある、イタリアンレストラン「カプリカプリ」のシェフによるレシピで、調理してみました。
材料は、ホワイトアスパラガス 1束 (14mm〜25mmのもの 7本)
    レモン 1/8個
大きな鍋とまな板、野菜ピーラー、そして包丁を用意します。
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今日は、ドイツでも「母の日」
ドイツ語で、Muttertagッタータークです。  
事務所の同僚たちに聴くと、花やカードを贈り、夕食など食事を一緒にとるのが一般的のようです。

窓を開けると暖かい風が入り、すっかり夏の陽気だったため、朝から外を歩いている人が多いなと思っていると、10時半頃から、拍手と歓声が聴こえてきました。
寝室に面する道路が、毎年この時期に行われる、デュッセルドルフマラソンのルート上にあたり、歩道にデッキチェアを出して観戦している人たちが声援を送っているのでした。



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今週の食のシーンで何度かお目にかかり、堪能することのできた食材 
Rhabarber ラルバーは、日本語ではルバーブといわれているものです。
セロリのような見た目で、赤く、フレッシュなものは、かなり酸っぱい味がします。
この酸味が、甘さと合うことから、ケーキやジャムなどによく使われます。
以前ご紹介した、りんごでつくったそぼろ状のケーキのルバーブ版をつくろうと思い、1袋、1kgで1.49€でスーパーで売られているのを買ってきました。

しかしその前に、木曜日にケルンで食べたルバーブソースをかけたホワイトアスパラガスのデザートからヒントを得て、応用が効くソースをまずつくろうと思っています。

ソースの作り方は至って簡単。
材料) ルバーブ 250g
    赤ザラメ 400g

①耐熱の大きめのボウルに、さいの目切りしたルバーブと赤ザラメを入れる
②電子レンジの強で3分毎に混ぜながら、計12分間加熱する

熱々のソースをアイスクリームにかけたり、フォアグラなどの油っこい料理との相性もよいと思います。
ソースを冷凍すれば、1年間は保存がききます。

今週は、テレビの映像が、がちゃがちゃとなることが多く、インターネットの接続もつながらない日が続きました。
今は、テレビの映像もクリア。ここぞとばかりに、インターネットで探すと、レシピが山のようにあります。
「しなびたルバーブは、水にしばらくつけて元気が出て来たら調理する」と書かれたものもありました。
だいたいの料理は、偶然にも250gのルバーブを使ったもの。
4種類の料理をつくることができそうです。




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今日、仕事帰りの20時頃にライン川沿いを通ると、陽気なラテン音楽が大音量で聴こえました。
遊歩道から下のレベルにある川沿いをのぞいてみると、音楽に合わせてサルサを踊る大勢の人。
この数日間、最低気温が0℃から2℃、最高気温も10℃台と冷えた後、再び暖かい陽気に戻ったところで、装いも一気に夏、雰囲気も夏そのものでした。
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ドイツの建築雑誌AITが主催する、ランチタイムの建築講義をケルンに聴きに行きました。
同行するはずだった広報のSは、仕事の都合で行けなくなってしまいましたが、インターン生のMが運転する車で12時に事務所を出発し13時からの講義に間に合うように向かいました。
講義に参加したのは、AITから声がかかった建築家たち。
旬のホワイトアスパラガス料理を食しながら、編集長がスクリーンに映したパワーポイントでの講義を聴くという、嬉しい企画です。
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毎月第1水曜日は、デュッセルドルフを代表するK20,K21美術館が無料開放される日です。
今所属するチームのリーダーBが、ドイツの3本の指に入るといわれる写真家の一人の展示がK20美術館で行われており、おすすめだから、ぜひ今日行くとよいと、ワークショップのためにアメリカから来独しているMaと一緒に、帰りに車で近くまで送ってくれました。
写真家の名前は、Thomas Struth
1978年から2010年までの作品が飾られています。
日本の1970年代の新宿の高層ビルや、山口県の街なか、東大寺、屋久島の写真も含まれていました。
掲載した写真の右にも映っている、モノクロのデュッセルドルフの写真は、1980年、30年前の風景です。建物はかわっていなくても、映っている車が懐かしいものばかり。
自然や美術館の中で絵を見ている人を映した写真も惹かれましたが、人や車からそのときのシーンが思い起されるものには、特に関心がいきます。

この日は、美術館は22時まで開いていますが、お腹がすいたところで、Maと一緒にAltstadt旧市街へ繰り出しました。


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仕事帰りに、広報のSに誘われて、デュッセルドルフにある"建築会館"での展示のオープニングパーティーに行きました。
事務所にほど近い斬新な建築が建ち並ぶmedien hafenのちょうど中心部にあります。
展示は、ARCHITECTUR UND ARBEIT DAS RIHRGEBIET 2010
ルール地方にある建築と作品を紹介したものです。


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今日は、事務所の窓をあけた途端に、中のものがあっという間に吹き飛ぶほどの強風がずっと続き、太陽の下でも体感温度が低い1日でした。
帰りにライン川沿いを通ると、ベンチに揺られながらも耐えている、中世の淑女を発見。
5月7日から始まる、kunst palastクンスト・パラスト美術館での展示の案内です。
1cmほどの厚紙ボードに刷られたものですが、足と上半身が風で揺られる姿は、まるで音楽に合わせて体を揺らしているかのようでした。
素敵なお知らせですね。


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今日も、旬のアスパラガスを使った料理を食べたくなり、家から5分ほどのところにある、デュッセルドルフの中でもおいしいと評判でお気に入りの、Bar olioに出かけました。
ランチ、夕食時ともに、外のテラス席はもちろんのこと、いつも満席なので、少し時間をずらして、17時40分と、早めの夕食のつもりで到着しました。
今日は、風が強い上に冷たいため、中の席から埋まっていたようで、外のテラス席で辛うじて食べることができました。

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ドイツを代表する2つの川、ライン川とモーゼル川が合流する地点に位置するKoblenzコブレンツは、2000年以上前に町を建設したローマ人が「コンフルエンテス(合流地点)」と呼んだことが語源となった町です。
ドイツ人が、「父なるライン川、母なるモーゼル川」と表現するその合流地点を訪れました。
デュッセルドルフから特急を使い1時間20分の距離です。




COMMENT

  • s.ohno (twitter: bybyeblackbird): 突然どうも。 この公園で20年くらい前、毎日、遊んでいました。ネットでたまたま見かけてひどく感動しました。 あの木からは飛び降りてたし、冬は池が凍ってスケートできたような気が…。ちょっとした山?みたいのも登った覚えもあります。 まだデュッセルにいらっしゃるのでしょうか。 幸せな気持ちになりました。 ありがとうございました。 デュッセルがあなたにも特別な場所になりますように。 more
  • yukos: yucotさん なかなか観光で訪れることは少ないデュッセルドルフを堪能していただけて、私も嬉しかったです。また次の旅の計画をたてたいですね。日本もいいところあるし、国内外。yukos more
  • yukos: yucotさん 帰国早々、日本の蒸し暑さには堪えましたね。。。雨模様の涼しさはドイツで慣れていたと思ったのですが、電車内の冷房に風邪引きそうです。私も、会う日を楽しみにしています。忙しい日を過ごしていると思いますが、頑張って!yukos more
  • yucot: あの居心地の良い部屋を訪れることが出来てよかったわ。 なんかこのblogを読んでいると、こちらまで切ない 気持ちになってしまったよ。 あのフレッシュジュースも本当に美味しかったわー。 お風呂も歩き疲れた旅の体を休めさせてもらえて 大変助かりました。 デュッセルドルフという街を単なる旅行とは違った 視点で見れたことを感謝感謝です! more
  • yucot: お帰りなさい。今年一番の暑さだった東京の夏はいかが?? キツいですよねー。 今日から急に涼しくなって、いよいよ日本の夏も集大成! また近々、会う日を楽しみにしていますね more
  • yukos: アラキさん 私も同感です。豊かさの定義が覆されますよね。垣間見る事ができたのは、よかったと思っています。yukos more
  • yukos: miwaさん 戻ってきましたよ〜。本当に蒸し暑いですね。でも自宅で、不調もなく、ドイツのときでは考えられないほどさくさくっと動くネット環境でブログの遅れも取り戻しました。ブログをつけることで、この有意義な生活を振り返ることができるのも、良かったと思えます。yukos more
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