Juni 2011アーカイブ

地下鉄の現場 6/30

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現在工事中の、市内の中心部を通る地下鉄Wehrhahn-Linie。
ちょうど私が住んでいる最寄り駅の名が付き、周辺は工事現場に囲まれています。
ケーニスアリーの外れにある広場に、この地下鉄工事の全貌を紹介しているパヴィリオンがあります。
Leben  生命
Gefühl 感情
Stadt  街
と書かれた2階建ての建物と、外部階段の最上部に展望台があります。
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事務所の同僚が持つ日本のイメージで面白いと思ったのは、
「車が皆、白い」

ドイツは色々走っているものの、運転手付きの社用車も黒ですが、一般車でも、黒の車が多いように思います。

しかし、オールドタイマーのHがついている車となると、俄然多くなるのが白です。
近くのbar olioに停まっている車も2台とも白だし、チームリーダーのBが乗っている1960年代のvolvoも白です。
気候条件や、時代の流行が関係するのでしょうか。




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今、街中の至る所で見る事のできる、房状の花、ブッドレアBuddleja
世界の温帯に100種類ある常緑性低木で、色も白やピンク、他豊富なのですが、デュッセルドルフで見るのは、この藤色ばかり。
生育力が強いようで、線路沿いに生えているものは、どれも2mほどの巨大なものです。
芳香が蝶を呼び寄せることから、バタフライブッシュという別名もあります。
また、日本名だと、フサフジウツギ。
開花期は6月から10月までと、長命です。

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今日の最高気温は34℃。
日影に入ると、からっと乾燥しているため、吹く風に気持ち良さを感じますが、日差しはじりじりとします。
帰宅途中で、あまりにも喉が乾き、トラムから見えて、いつも気になっていたカフェに寄りました。
同じように、喉の乾きを潤すため立ち寄る人たちで、どんどん人が埋まっていきました。
大きなアップルショーレ(りんごの炭酸ジュース)を飲んでいると、フランスから来てデュッセルドルフで働いているという女性と相席になりました。
暑さに体が動かないこともあり、話が盛り上がって1時間半ほど軽いつまみと2杯目で時を過ごしました。
周りも、とにかく皆よくしゃべるドイツの人たち。
暑さとおしゃべりで、喉の乾きが一層増すのか、カフェの注文はいつも大忙しでした。



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倉庫街の先端にある1960年代に建てられた赤レンガの倉庫の上に建設中のコンサートホール、エルブ・フィルハーモニー。
日本でも青山のプラダビルの設計を手がけた、ヘルツォーグ・ド・ムーロンの設計で、今年2011年11月完成予定です。
赤いクレーンのたった、帆船のような巨大な建物の建設現場ガイドツアー(10€)が随時開催されています。

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以前にもいくつかご紹介したように、ドイツ(ヨーロッパの観光都市でも)では、市庁舎や議事堂をガイドツアーによって観光できるところが多くあります。
それぞれに歴史が古く、見どころがあるのですが、ハンブルグの市庁舎は、1886年〜97年にネオ・ルネッサンス様式で建てられたもので、ハンブルグ州議会の議事堂としても使用されています。
部屋数は、647室。バッキンガム宮殿よりも6室多いのがHamburgerの自慢と、ガイドブックにも書かれているように、このガイドツアーでもその点をしっかり、説明されました。
この大部屋は、年に1回祝賀会のために使われるそうで、その際に、豪華なシャンデリアも清掃されるのだとか。

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ハンブルグは、ドイツ最大の港湾都市ですが、エルベ川の河口から約100kmさかのぼった河川港です。
12世紀頃から交易の中心地として発展し、14世紀にはハンザ同盟の有力都市としてさらに発展したのだそうです。
ハンブルグの車のナンバーを見るとHHと書かれているのですが、これは、ハンザ同盟のハンブルグという意味だとも、

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6月最後の連休を使って、事務所に来ていたインターン生のMが、ドイツの中で一番好きでおすすめ!と言っていたハンブルグについにくることが出来ました。
デュッセルドルフからIC(inter city)特急で4時間弱。
この連休は、ドイツ中が大移動なのかと思うほど満席の特急の中、駅にいた車掌さんから、一番前だと比較的座ることができると聴き、唯一確保できた席で座ってくることができました。
特急は、9時間以上の長時間走行の最初の駅を出発してしまうと、席の指定はできないようなので、指定はおろか、自由席も確保できなかった人は、通路に直に座ってくるという状態。
ハンブルグ駅に着くと、どっと人が降りて、さらに4時間先の終点まで乗って行く客と入れ替わりました。

23時の事務所 6/22

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ドイツの夏の日没時間が長いことは、昨日も書いたのですが、こうも長いと夕暮れ時を想像する「夕方」の観念がずれてきます。
日本だったら夏の19時頃?と思われるこの写真は、23時。
今日、元同僚で仲のよいSと夕食をとった後に、事務所が見えるmedien hafenから撮影したものです。
左のツインビルのすぐ横、中央に映っているビルの上から2フロア目、1列光の付いているところがちょうど、IA事務所のあるところですが、ここに光がついていることも、コンペ期間中は除いて、時間の観念がずれてきます。

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今日6月21日は、デュッセルドルフの夏至。
日の出が5時14分 日没が21時52分でした。
日が出ているのが16時間半以上あるという計算です。
21時過ぎにMedienhafenを通ると、事務所のビルの背後に日が沈んで行くのが見えます。


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デュッセルドルフに来て嬉しいことの一つに、蚊がいないことが挙げられます。

冬の寒さが一段と厳しいドイツでは、凍結深度が深いため、蚊の卵が越冬できず、蚊がいないそうです。ところが、近年、地球温暖化に伴い、蚊の卵が越冬できるようになり徐々に蚊がいるところも出てきているとの話を聴き、気が気ではありません。
蚊に刺され易い私にとって、虫除け薬・刺されたときの薬は夏の間、バッグ内の常備品です。化学成分が入っているものは、毎日使うのには肌が弱く苦手なので、蚊の嫌いな臭い成分のあるシトロネラオイルなどを使っています。
本格的な夏を前に、自然志向が強いドイツならではの製品があるかしらと探していたところ、職人技のものなど、こだわりの品を置くお気に入りのお店manufactumで、蚊に刺されたときの体に優しい製品を見つけました。
刺された部分に遠赤外線をあててかゆみを取り除くという製品 です。
電池さえ入れ替えれば、ずっと使うことができるのも、メリットです。
"bite away"と名のついた、この新兵器。
蚊に刺されるのは嫌ながらも、その効果を試してみたくて仕方ないのです。


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近所の交差点の角に、ショーウィンドウに並んだ魚を選んで調理してもらうレストランがあります。
日曜日は通常お休みなのですが、今日は、オーナーの誕生日だったようで、開店していました。
昼間に近くの花屋に行った際に聴こえてきたハッピーバースデーの大合唱で営業していることを知り、夕食に行ってみました。

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日独交流150周年を記念し、いけばな池坊流の家元、池坊専永氏がデュッセルドルフを訪れ、デモンストレーションを行いました。
会場は、弊社の建築、お客様である惠光院です。


パリのお犬様 6/17

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パリ滞在時の記事に、猫の写真を何枚か載せましたが、改めて撮影した写真を見返していたら、犬たちの顔が飼い主に似ていることに気がつきました。
ヴァンブの蚤の市で撮影した犬たちです。
古い写真、ポストカードの上にちょこんと乗ってかわいらしいのですが、口元をへの字に結んでいるのと、遠くを見つめる目がそっくりです。
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フランスでも冴えなかったお天気は、ドイツ・デュッセルドルフでも同様、
雨が降り続いています。
そのため、傘は必需品。折りたたみ傘を常にバッグに入れています。
晴れた!と思っていても、またすぐに雨が降り出す始末です。
しかも、このところの雨は、熱帯地方でバケツをひっくり返したような激しい雨。
今日も、空がグレーになり、室内の照度が一気に低くなったと思ったら、叩き付けるような雨が降り始めて窓を開ける事ができなくなりました。
そもそもドイツに雨期はありませんが、さながら梅雨のようです。

パリ 最終日 6/15

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最終日までパリのお天気は曇り模様。
しかし、カラッと晴れたときよりも、どんより曇っているほうが、パリらしいようにも思います。
セーヌ川とエッフェル塔を臨むアルマ橋を渡り、ケ・ブランリー美術館へ向かいました。

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今日もホテルの最寄り駅サン・ラザール駅始発の特急に乗って、パリ近郊の旅へと出ました。
向かった先は、クロード・モネが晩年を過ごした村として知られるGivernyジヴェルニーです。
彼の作品の中でも特に有名な名作の「睡蓮」の池を見る事のできる場所です。


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ホテルの部屋からの眺めです。
朝、窓を開けると、辛うじて雨は降っていないけれども、グレイの雲がどんよりとしていました。
イギリス海峡に面した街ですが、小高い丘も近くにそびえています。

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今年のG8会議の開催場所、かつ、フランス映画クロード・ルルーシュの「男と女」の舞台であるノルマンディー地方にあるドーヴィルへ、パリから特急に乗って足を伸ばしました。
ちょうど宿泊しているホテルから徒歩10分かからないほどの距離にある、St Lazareサン・ラザール駅10時10分始発で、ドーヴィル駅には、12時12分着。



Paris 1日目 6/11

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6月の連休の旅先、第2弾はパリです。
ちょうどのタイミングで、ロンドンに出張でくる友人とパリで合流し、パリ在住のMさんも一緒にドーヴィルにも出かけようと計画しました。
デュッセルドルフからパリへのフライトは、直行便で50分。
朝一番の6時45分発で7時35分にはパリ・シャルル・ド・ゴール空港に到着しました。
前日にオンラインチェックインを済ませ、行きは機内に荷物を持ち込むので、10分で到着する5時45分発の電車に乗れば、搭乗時間の6時15分に充分間に合うのです。
とても便利ですが、早起きに変わり無し。
飛行機の窓から眼下を眺めると、朝日が大きく蛇行するライン川を照らし、輝いていました。

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確か「3月末まで工事で使用できません」と書かれていたと思う、駅前で工事中のトラムとバスのための停留場。
しかし、未だ一向にできあがる気配がありません。
市内の最も賑わう中心部を通る短区間の地下鉄の始発駅となるため、その工事と併行して駅周辺が今後大きくかわる予定です。
とはいえ、この路面電車の停留場だけの部分は、すぐに終わっても良さそうなものですが、工事の順番でもかえたのでしょうか。
次の停留場も100mほどしか離れていないので便利ではありますが、駅の改札の正面で渡ることができず、分断されたままです。
地下鉄の工事自体は2014年までかかるので、この新しい停留場も帰国までに見られないのかもしれません。



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心地よい暖房環境をつくりだしてくれる温水ヒーターには、時折寒い気候のため、まだ温水が流れています。
以前に、この温水を入れ替えるメンテナンスが来た事がありますが、今回は、溝の部分につけられている液体の入った温度計の交換でした。
1回目にくる日は、集合玄関に張られた小さなお知らせを見落とし、この日の何時と指定されて、チームリーダーに事情を話し、やむなく事務所へ遅れていくことで対応しました。8時から17時の長時間を指定される電話やインターネットの接続と異なり、指定された時間は9時から10時の間。
9時ちょっと過ぎにきて、15分ほどの作業でした。

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毎週水曜日は、事務所の有志でフットサルをプレイする日です。
8時から1時間半ほど、Cageと呼ばれる室内フィールドで行っています。
今日は、彼らのゲームを観戦しに行きました。
毎回、参加できるメンバーが決まると、4人ずつのチームに分けられて7分間ずつ戦っています。

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クラシックコンサートでよく出かけるTonhalleに隣接するNRW Forumは、建築、デザインに焦点をあてた企画展示をよくする美術館です。
先日、日独交流150周年記念の経済展が行われた同じ建物内の1階で、コンテナーをテーマに建築家たちから集めた提案の展示、"CONTAINER ARCHITECTURE"が始まりました。
今日は、そのオープニングパーティーに、広報のSを始め、事務所のメンバーたちと参加しました。

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バルコニーから眺める夕焼けの空は、いつ見ても飽きることがありません。
リビングルームのソファーに座って外を見たときに、美しい夕焼けの写真を今までに何枚撮ったことでしょう。
毎日、色、雲の形を変えて目を楽しませてくれます。
今日の空は、ゆらゆらと揺れるオーロラのようでした。

日が長いため、仕事を終えて帰宅してから堪能するのに充分な時間。
バルコニーで椅子に座り、夕陽だけを眺めるゆったりとした時間が、いつにも増して楽しいものになりました。

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ブダペストの温泉巡りも今日が最終日。
紹介されている温泉の写真の中でも、特に惹かれていたのが、屋外のプールの中でチェスをしている市民公園内にあるセーチェニー温泉です。

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くさり橋の向こうに見える、銅板屋根のある建物が王宮。
「王宮のある丘」へ上るといいたいところですが、ハンガリーでは、丘全体が王の城域であったことから「王宮の丘」とはいわず、この丘全体をさして、ヴァールVar(城、宮殿の意味)というそうです。
前述の建物自体も、「ブダ城の宮殿」、「王の宮殿」とハンガリー語で呼ぶのだとか。
今日はこの王宮へのぼりました。
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ハンガリーの首都ブダペストはドナウ川をはさんで、西側がブダ地区、東側はペスト地区と呼ばれています。
その異なる景観を確かめに、町を一望することができる、ゲッレールトの丘へ上ることが今日のハイライトです。

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6月休日の旅行第1弾の決め手となったのは、ハンガリーのブダペストで温泉に入ること。
日本では、温泉を愛する仲間たちと巡る旅を週末に日帰りや泊まりがけで行ってきたので、何よりも広いお風呂でくつろぐことが恋しく、温泉巡りを計画しました。


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日本の6月は1年のうちで唯一祝祭日のない月ですね。
しかし、ドイツでは、今年の6月は祝祭日が重なる月です。
 6月2日    Christi Himmelfahrt  キリスト昇天祭
 6月13日 Pfingstmontag      聖霊降臨祭翌日の月曜日
 6月23日   Fronleichnam        聖体節
いずれも、年によって(州によっても)異なる移動祝祭日です。

ちょうど週末にかかる休みで3連休や間をつけて4連休にしやすいこともあり、多くの同僚が、この時期にまとめて2〜3週間の休みをとる予定です。
私も、この休みを使って、1週目はハンガリーのブダペスト、2週目は、パリ、3週目はハンブルグへの旅行を計画しています。

デュッセルドルフが属するNord-Westfalen州では、このあと
10月3日のTag der Deutschen Einheit ドイツ統一の日まで祝祭日はありません。


綿が降る 5/31

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旧市街のライン川沿いに出る一角での風景です。
空から雪のように、はらはらと舞い、地面が真っ白になっています。
夕陽が石畳の上に積もった綿を照らし、一層白く見えて美しいなぁと足を止めました。

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旧市街Altstadtには、雰囲気のいいビアホールが山のようにありますが、ひときわ惹かれるのは、ここ。
市庁舎のあるマルクト広場の近くのツーリストインフォメーションの斜向いにあります。
入って初めて知ったのですが、ビアホールではなくてバーで、隣の酒屋で売られている食前酒、Killepitschキルピッシュが、ウリのお店なのです。
しかも、デュッセルドルフのここでしか買うことができないお酒です。

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美術を鑑賞するのにも、嗜むのにも最適な環境が整っているといつも感心するデュッセルドルフ。
今日は、以前にご紹介した動物園跡の公園Zoo parkが、美術の展示即売会場となりました。
年に2回だけのイベントだそうですが、雨天の場合には中止です。
昼前は、イマイチのお天気でしたが、11時〜19時までの開催時間中、夕方以降に出かけるときには、真っ青な空で、背景の緑が輝き、展示されている美術作品に彩りが添えられました。

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デュッセルドルフ中央駅からICEで1時間半ほどのSoestゾーストは、ハンザ都市として栄え、1000年以上の歴史を誇り、中世都市の面影が色濃く残るとして紹介されている町です。
「地球の歩き方」に紹介されているルール地方の町で、まだ行っていなかった小さなこの町をようやく訪れることができました。

last night  5/27

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明朝の飛行機で日本へ戻る友人のラストナイト
デュッセルドルフを始め、ケルンなど、ルール地方には、各地オリジナルのaltアルトビアがあり、その醸造所で飲む事ができます。
既に毎日ビール漬けとはいえ、もうこれらのビールを飲む機会もそうそうないでしょ、と今日も1杯ずつのはしごから始めました。
ここは、近所にある、Frankenheimフランケンハイムの醸造所です。
天井から巨大な銅のビールサーバーがぶらさがっています。

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帰宅の際、20時半頃にトラム電車で一つ前の停留所で降りて歩いてくると、近所の小さな個性的で素敵なお店が集まっている通りに、大勢の人が集まっているのが見えました。
さらに、大音量の音楽。

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フランクフルト空港に隣接する、Lufthansa Aviation Center ルフトハンザ アヴィエーションセンター は、ルフトハンザ航空の本社機能をもつビルで、IA事務所の代表作です。
1999年にコンペで見事勝ち取り、設計期間を経て、2002〜2006年にかけて建設されました。
広報のSと一緒に、海外からの来客の訪問に合わせて、視察する機会が得られました。





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